MacBSの日常生活的日記

Accuphase DP-75を開腹

父親もどうにかだいぶ回復したので、少しずつオーディオ関連を再開していこうかなと。
#それ以外のネタも書きたいのですが、最近あんまり気になるものが出ないんですよねぇ。

そんな父親がDATにダビングしたいとDTC-59ESといっしょにAccuphase DP-75を持ってきて、なぜかそのまま置いていきました。
DP-70Vと聴き比べてみろ、という意味合いなのかな?
ただ、内部が汚れてるかも!?と気にしていたようだったので、清掃がてら開けてみることに。

結果的にはさほどゴミは入っておらず、髪の毛が数本と綿埃などがちょっと、といった程度でした。
以前、ピックアップが読みづらくなってた時も髪が入ってたので、それで気にしてたのでしょうね。
幸い、この個体はまだピックアップは問題ないですが、オープンボタンの効きがやや悪くなっています。

私が愛用しているDP-70Vはディスクリート構成のDACですが、こちらのDP-75はPC1702を16個も使うという暴挙をやらかしてあります。
DC-91が数の上では32個とさらに上回っていますが、DACチップはPCM63Pなので世代的にはDP-75も一体型としては大規模な構成といえるでしょう。
素子などもなかなか豪勢な感じですが、欠点はピックアップが払拭していて、ここが壊れるとメーカー修理ができないところでしょうか。

ちなみに聴き比べてみましたが、DP-70Vはとにかく必死にCDのスペックを引き出そうとする感じで、音がやや硬めです。
その点、DP-75は堂々とした音の厚みを持ちつつ、滑らかさを伴っていて、CDの欠点を補う余裕が感じられます。
DP-70Vのほうがある意味、Accuphaseらしい作りですが音傾向はトランスポートのソニーの音色から抜け切れていないところがあるかもしれませんね。
その後のモデルにはDP-75に勝るものも少なくないと思いますが、残念なことにピックアップの問題は以後の機種にも影響を与えています。
すでに修理不可なモデルも多いですし、現状はできるものでも将来的な心配はありそうです。
むしろDP-70Vのほうがまだ修理できる、というのも皮肉なものです。

おそらく次に立ち寄った時には持って帰るでしょうから、HD-7Aをセッティングしてみて対決させてみたり、トランスポートとしての比較などもそれまでにやれたらなと思っています。

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