AccuphaseのXLRケーブル「SLC-10」が思った以上に良かったので、調子に乗ってRCAケーブル「SL-10G」も入手しました。
現行のASL-10とSL-10Gが外観では見分けが付かなくて、正確にはどちらか分かりませんが、ASL-10のほうはややケーブルが太いようなので、おそらくSL-10Gではないかと。
なおプラグ内部は覗いてみましたが、モールドされていてケーブルは見えませんでした。
ポジションとしては最初から決まっていて、Accuphase DP-70VとC-200Lの間での使用です。
これまでのQEDもキレのある音だと思っていましたが、そこに清廉なところが加わって、どことなく空気が澄んだような感覚を覚えます。
ギスギスしたところが全くない滑らかな出音で、立体感のある音像表現が素晴らしいです。
上品さも合わせて感じるのですが、これはむしろ機材との相性が純正で良いことと、そもそもメーカーのリファレンスだというのもあるのではないかと思います。
7Nという素材のせいなのか、純度と鮮度の高さを感じますし、特に低域はこれまで少しスピード感が不足するような印象がありましたが、SL-10Gに変えてからはパルシブにズンズンきます。
良いことばかり書きましたが、導入効果としてはやはりSLC-10のほうが高かったです。
それはケーブルそのものの性能というより、アンプの回路構成によるものが大きいでしょう。
なんだか入り口からパワーアンプまではAccuphaseで固まってしまいましたが、今の目指している方向性がそうなのですから、当然の結果とも言えるでしょう。
もちろんまた気分が変わって他のケーブルが使いたくなるかもしれませんが、幸い、RCAケーブルはたくさん手持ちがありますし、むしろ変えるとすればスピーカーケーブルかな。
質的には今のQED Ruby Evolutionで不満はありませんが、設置の自由度を上げるのにもう少し長いものが欲しいかなと思っているところです。