Accuphaseの非売品SACDハイブリッド盤「Special Sound Selection 2」を手に入れてみました。
本来はイベントなどで無料配布されることがあるものだそうで、たしか最新盤が3だったと記憶しています。
2は基本的にオクタヴィア・レコードから出ているSACDの抜粋といった感じになっています。
前半2/3はクラシック、後半1/3くらいがジャズで菅野邦彦氏が録音を手がけたオーディオ・ラボの音源が入っていて、こちらのほうが貴重かな。
最初聴いた時はなんとなく曇った感覚がありましたが、そういえばRD-3で処理するのを忘れてたのを思い出して消磁したらスッキリしました。
全体的にEXTONのデモディスク的な構成ですが、全般にリミッタやマスタリングで弄った感が弱めな印象があります。
実際、私も所有しているアシュケナージ指揮の威風堂々のSACDと聴き比べても低音のパワフルさに差がありました。
他にもパイプオルガンのアルバムも先日譲渡していただいた中にあるはずなので、今度チェックしてみたいところです。
菅野氏の録音したものも初めて聴きましたが、古いものながら鮮度があってクラシックの現代的な雰囲気との対比が面白いですね。
あまりオーディオチェックCDのようなものは聴かないのですが、これはサンプラー的な意味合いとしても良くチョイスされていますし、各曲が安易な抜粋ではなくて、きちんと一楽章を収録してありますから、全体的な調整を確認するのに使いやすいディスクだと思います。
いっそのこと市販したら良いのに…と思いますし、普段はプレミアが付いて取引されてるのであまり積極的にはオススメできないですけどね。