MacBSの日常生活的日記

ACOUSTIC REVIVE COX-1.0tripleC-FMを再投入

引越し後の接続でひとまず導入していなかったACOUSTIC REVIVEの同軸ケーブル「COX-1.0tripleC-FM」を再投入してみようと思い立ちました。

それまでCDPからDACまでは、前の家の時のセッティングで相性が良かったCHORD Signature Digitalを使っていました。
COX-1.0tripleC-FMはDDC側で使っていたのですが、今はPCオーディオはパソコン自体の距離が離れてしまって、長さからSpace&TimeのRSC Master Generation 2 Digitalを使用しています。

それに加えてAccuphaseを試聴したりリスニングルームが変わったこともあり、今のシステムでももう少しHi-Fi寄りの音を鳴らしたい、という意欲が高まったというのもあります。
実際交換してみるとCHORDの時より音像がタイトになり、浮き立つようなイメージになりました。
音量は一聴すると少し下がったかのようにも感じるのですが、これは高域に華やかさが乗る印象が消沈したからだと思われます。
まさにHi-Fi寄りにチューンし直したい気分にピタリとハマったようです。

それならばと気を良くして、「LINE-1.0R-tripleC-FM」もDAC部分に持ってきました。
変化としてはこちらのほうが大きく、よりクリアで現代的な音の印象になります。
喩えが良いのかどうかは分かりませんが、HD598の鳴り方になんとなく似ているような気がしました。
リスニングチェアで聴いていると、まるでヘッドフォンのようにピンポイントで音が届く印象ですが、同時に開放的な広がりもある、というところが似ていると感じたのでしょう。

透明感も出て、余韻が素晴らしく良く伸びるようになったのは双方のケーブルの相乗効果だと思います。
そもそも新しいリスニングルームは以前よりも少し音量が上げられるようになり、仕事部屋と兼用とはいえ、ほぼオーディオ専用に近い環境にできていますから、その中で改めてACOUSTIC REVIVEのケーブル群の実力が再認識することができたのでしょう。
もちろん、全体的に目指す音の方向性とか、リスニング環境との相性もあるのだと思います。

さらに特筆すべき点はHi-Fi寄りになりつつも、その音楽性や心地よさを失っていない点です。
ともするとオーディオ機材を追究していくと解像度ばかり高いキツイ音になりがちですが、今のセッティングでは音楽そのものが心地良くて、リスニングチェアで寝てしまったほどです。

いつも書いている気がしますが、ケーブルに投資するよりも機材を変えたほうが音の変化は大きいですし、経済的効果も高いのかもしれません。
ただそう簡単に愛用している機材を入れ替えることはできないことも多いですし、ケーブルは好きな時に色々な組み合わせを試せる楽しさも併せ持っています。
今回などはまさにその楽しさとメリットが非常に活きたセッティング変更になったと思っています。

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