レコードプレーヤーの足回りにと思い、ACOUSTIC REVIVEのクロロプレンインシュレーター「CP-4」を購入してみました。
いくつか対抗候補があったのですが、あまり高さが高くならない薄手で元の足を強化するような方向性で選んだ結果(もちろんコストも)、CP-4になりました。
クロロプレンは合成ゴムで、ウェットスーツなどにも使われているようですね。
写真で思ってたよりは意外と大きくてMR-611のゴム足を支えるには十分な大きさでした。
その辺のホームセンターでも似たような素材はありますが、アコリバさんのなら試行錯誤で何度も買い替えたりせずに済みますから、そうした「開発費」も込みで考えればコストパフォーマンスも決して悪くないと思います。
まずはMR-611の少々ヘタり気味のゴム足の下にCP-4を敷いてみます。
それまでは下にフェルトを敷いていたのでこれを置き換える形になります。
変更後は中域の音が明確になり、楽器の分離が良くなりました。
ややカマボコっぽいバランスに感じる部分もありますが、低域は良く締まっていて高域の透明感は上がっています。
何よりも明瞭度が上がっているのが一番大きな変化で、トゲがなくなりつつ、情報量は増える方向で、いかにゴム足がヘタっていたかが良く分かります。
ただ、低域にやや物足りなさもあったため、フェルトとの併用も試してみました。
こちらだと低域の量感は出ますが、先日書いたベルト交換前はこれで良かったものの、交換後はどうもモヤが付随するようになってしまいました。
そこで改めて外してCP-4だけにしてみると、靄は解消されますが、その代わり、エコー感なのか、微小なハウリング成分なのか、エコー感がやや強くなる気もします。
ここまで来ると好みかな?とも思いますが、やはりそもそものゴム足を替えないと解決しないかもなぁとは思い始めているところです。