ACOUSTIC REVIVEの長尺カスタムRCAケーブル「RCA-3.1 TripleC」を他の手持ちの長尺ケーブルと比べてみました。
比較対象となったのはCHORD COBRA VEE3とWestern Electricを使ったものです。
いつもなら言葉で伝えようと頑張ってみるのですが、今回はやや趣向を変えて再生時の周波数特性(といっても簡易で傾向を捉える程度とお考えください)や実際の出音を録音したもので比較していきます。
まずはACOUSTIC REVIVE使用時の周波数特性から。
次にWestern Electricを。
ACOUSTIC REVIVEと比べると高域がだいぶ落ちているようです。
実際に聴いた印象だと逆に高域側がキツく感じることが多いのですが、2.5kHzくらいのかなり低いところに強調感があるからでしょうか。
そしてCHORD。
周波数特性ではこちらも若干高域が落ちている気がしますので、そこはやはり長尺であることも影響しているのでしょう。
こっちも聴いた感じ、やはりややナローながら、それを補うように中低域で厚みが出してあるように感じられました。
次に実際の再生音での比較です。
それぞれのケーブル再生部分にはチャプターで飛べるようにしてありますので、YouTube側でご覧いただいたほうが比較しやすいかもしれません。
パソコンですとGoogle Chrome系のほうが音声コーデックが良いので、そちらでの比較をオススメします。
いちばん違いが分かりやすいのはやはりWestern Electricでしょうか。
同じ単線やシルクを使ったものでもずいぶん違うことがわかります。
せっかくポエム的表現を最小限にしているので個人的な主観は極力控えますが、他の2本のケーブルは音楽性を持たせようとしつつも、実際の楽曲の生々しさが置き去り気味で、楽器や録音されたホールの質感が損なわれているように私には感じられました。
もっとちゃんとした計測をしたら…とか、やっぱり「ケーブルで音は変わらない」というご意見もお有りかと思いますが、個人的にはやや客観的に比較できましたし、良い経験になったなと思っています。
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