ACOUSTIC REVIVEのインシュレーター「RKI-5005」、効果があり過ぎてずっとCDプレーヤーで使い続けていましたが、純正の脚を弄ったタイミングで外したのを機にレコードプレーヤーで試してみることにしました。
レコードプレーヤーでは同社のRMF-1を使っていましたが、ちょっと大きめの地震で外れて怖くなり、それからは純正の脚にしていました。
水平を取るのがやや大変なのもありましたし、カートリッジへの磁気の影響も多少不安でDAC等で使うことにしたのもありますが。
さてそんなレコードプレーヤーですが、純正の脚は水平調整ができてバネによるフローティングの仕組みは良いものの、かなりプラスチッキーな雰囲気のものです。
この下にRKI-5005を敷く形にしましたが、サイズもほぼピッタリで滑ることもなく安定しているのがまず良いですね。
肝心の出音ですが、これが驚くほどに変化しました。
CDプレーヤーでも純正の脚のクセを抑えてくれて素晴らしい仕上がりでしたが、レコードプレーヤーではプレーヤーそのものをグレードアップしたくらいの変化量です。
圧倒的にキレが出て、濁りもスッキリして見通しが良くなりました。
実はクレルのパワーアンプに変えてからCD等のデジタル音源に比べて、レコードがイマイチに感じることが多くなり、カートリッジを交換するなどいろいろ試行錯誤していたのですが、それがあっさり解決した次第です。
原因のひとつはおそらく冬場で部屋の温度が低いためというのもあったと思うのですが、そのような時に感じる鈍さが皆無になり、スピード感がしっかり出ています。
もちろんカートリッジのダンパーが温まるまでのウォームアップは必要ではありますけど、そうした変化もしっかり聴き取れるほどの底上げ感があります。
RMF-1にした時も素晴らしいものでしたが、それに勝るとも劣らないくらいの抜けの良さで、なにより純正の脚のままなので高さ調整が細かくできるのが良いですし、耐震性の面でも安心です。
さらにRMF-1すらも凌駕するのが歪みの少なさで、とりわけ高域側や内周で効果が顕著な印象です。
冬場はどうしても影響を受けやすくなる静電気が抑制されている影響もあるのかもしれません。
今回も結局、一度敷いてしまったRKI-5005はもう外せなくなってしまいました。
CDプレーヤーの側はまた後日対処するとして、少なくとも冬場はターンテーブルシート「RTS-30」と合わせてレコードプレーヤー周りの必需品となりました。