ACOUSTIC REVIVEのフローティングマグネットインシュレーター「RMF-1」はもうレコードプレーヤーにはなくてはならない存在になりつつあるのですが、アンプ等の機材でも効果が高いということなのでクリーン電源で試してみることにしました。
まずはレコードプレーヤーの下から取り外しですが、底の部分の特殊制振材がしっかりラックにくっ付いていて、ちょっと力が必要なくらいでした。
わりと高さがあるので地震などで倒れたりしないか心配でしたが、どうやらある程度の荷重が掛かっていれば頑丈に固定されるようです。
上部はクォーツ・レゾネーターだと思われるので、ここで滑る可能性はありますけどね。
さて、取り外したところでクリーン電源「PS-500」に敷くのですが、機材に直接敷くか、それとも下に敷いてあるヒッコリーボード「RHB-20」の下に入れるか、少し悩みました。
ただ一般的な使い方としては機材を支える形で使う方が多いだろうと判断し、PS-500のインシュレーターを避けて置く形としました。
PS-500はトランスが真ん中やや候補にあるので、バランスは良く、元々のインシュレーター周辺に敷けば問題ない感じです。
音の変化ですが、ここでもレコードプレーヤーの時に感じたソリッドさは感じられます。
フローティングというとどうしてもフワフワ、フラフラした感じを物理的にも音質的にもイメージしがちですが、RMF-1は構造的もガッチリしているので、そうした不安定感は微塵も感じられません。
中低域に厚みが出て力強さも感じられますから、クリーン電源で音が痩せるというような印象をお持ちのケースでは有効そうです。
ただ、元々がヒッコリーボードを導入してあったこともあってか、変化の具合としては意外とRHB-20のほうが支配的なのかな、という印象もあります。
むしろ見た目のわりに強度がやや低いラックや鳴きの多い筐体のほうが効果が出やすいのかもしれません。
逆に言えば、ヒッコリーボードがそれだけ効果が高いということが言えるのですけどね。
他の場所も検討しましたが、パワーアンプは重すぎて使えず、プリとCDプレーヤーはラックの高さの都合上、厳しいと判断しました。
前回のレビューでも記載しましたが、実測6cm弱という高さが若干ネックになりました。
普通のラックなら高さ調整ができるものも多いので特に問題ないかとは思いますが、この点は事前にマージンを測っておくほうが良いかと思います。
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