ACOUSTIC REVIVEから新しいコンセントを採用した電源タップ「RTP absolute」シリーズが登場しています。
これまでとの大きな違いはコンセント部やインレットにFURUTECHと共同開発したという新たなものを採用している点でしょう。
私も知らなかったのですが、コンセントの電極部はある程度のバネ性が必要なので、ベリリウム銅などを使い、純銅は採用されていなかったんだそうです。
そこを今回、電極をステンレス製のバネで保持する構造を取ることで、純粋な電極部分には純銅を採用したとのこと。
また、先日FURUTECHから発表された「GTX-D NCF」同様、帯電防止素材の「NCF」をコンセントボディ部に採用してあります。
さらに電極部メッキは下地に銀メッキ、表面は銀+ロジウムメッキが施されていますし、超低温処理もされています。
正直、これ単体で販売してもらって、壁コンセントに使いたいくらいです。
なお、インレットも同様に銀+ロジウムメッキ純銅の電極が採用され、NCFボディのものが使われています。
さらに、内部配線もPC-TripleCの極太の楕円単線が採用されていますし、絶縁材にはシルクとテフロンが採用されていて、まさに同社らしい反骨精神とこだわりを感じる電源タップにグレードアップしています。
ただお値段はやっぱり凄くて、6口のRTP-6 absoluteが280,000円、4口のRTP-4 absoluteが240,000円、2口のRTP-2 absoluteが200,000円(いずれも税別)です。
とは言っても、FURUTECHから出ている壁コンセント「GTX-D NCF(R)」が22,000円ですから、口数が多い分にはかなり良心的な価格設定ということになります。
私のシステムにはさすがに不釣り合いですが、それなりのコンポーネントを据えている方にはきっと効果を発揮してくれるのではないかと思える製品です。