Acoustic Solidからアナログプレーヤーシステムとしてトーンアーム付きの「Solid 113 MkII System」とトーンアーム無しの「Solid 113 MkII」が出ています。
この113はモータがプレーヤーと一体になっていて、Acousic Solidらしい独立したモーターになっていないのが特色です。
分離してるほうがアコースティックソリッドらしい気もしますが、セッティングは一体のほうがやりやすいのは確かですね。
一体型でコンパクトだ、とは言ってもプラッターはアルミ無垢材で7.5kgもあり、かなりの重量級です。
総重量は11.5kgですから、いかにプラッターの占める割合が高いかが分かります。
ちなみに分離モーターの「Solid 111 Wood」のプラッターも6.3kgですが、こちらも総重量は11.5kgです。
よく言われるのはプラッターがプレーヤー重量の1/3くらいがバランスが良いと言われますけど、Acoustic Solidの場合はキャビネットよりもプラッターに比重が置かれているようですね。
ちなみに私の過去記事によると前モデルの「Solid 113」はトーンアームなしの「Solid113」が29万、トーンアームにWTB-211が付いた「Solid113 System」が354,000円だったようです。
今回の「Solid 113 MkII」は36万、アーム付きは424,000円でトーンアームは同じものです。
また海外の公式サイトをみてもこの型番のモデルは掲載されておらず、MkIIでの改良点も良く分からないのはやや気になります。
セラミックボールを使ったスピンドルも、Berger Lahr社製ACシンクロナスモーターも同様のようなのですが…。
明らかに違うのは見た目で、右手の操作パネルが黒一色から黒とシルバーに、左手前のメーカーロゴの突起がなくなっています。
海外で出ているSolid 113 Bubingaくらい違えば、なるほど値上げもやむなしと思えますけどね。
それでもこの価格帯の現行製品では競争力の高いモデルであることに変わりはないですし、そういう意味では強気の価格設定かもしれません。
私が現行機種からレコードプレーヤーを選ぶなら、ココかClearaudioをチョイスするでしょうし、オルトフォンジャパンが代理店というのも安心感があるかとは思います。
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