FURUTECHからADLブランドでフォノイコライザー内蔵のA/D変換機能付きUSB-DAC(メーカーではデジタルプリアンプとしています)「STRATOS」が11/21に発売予定だそうで。
先日、KORGからDS-DAC-10Rが発表された時に、RIAAカーブのソフトウェア処理などの新しさはあるとはいえ、この分野はADLが先駆者だよなぁと思っていたところ、やはり出てきました。
似たような製品に見えて、実はアプローチがかなり違っていて、こちらのSTRATOSは一般的なフォノイコライザーを内蔵しています。
それだけにMMだけでなく、しっかりMCカートリッジにも対応している点が好感が持てます。
電源もフォノやライン入力、 光や同軸デジタル入力時には外部電源アダプタ(15V/ 0.8A)が必須で、USB入力のみはバスパワー駆動も可能ですけど、基本的にはこの電源供給を受けるのが良いだろうと思われます。
対して、録音に関してはPCMのみの対応で、24bit/192kHzまでとなっているのはアナログレコードの音源保存用としてはやや物足りないかも。
なお、再生に関してはPCMは32bit/384kHzまで、DSD音源は11.2MHzまで対応です。
同社は前述のとおり、デジタルプリアンプと称していますから、USB-DAC月のプリアンプと考えたほうが良いのかもしれません。
ヘッドフォンアンプについても違いは出ていて、STRATOSは4pinバランス出力にも対応していて、KORGがアンバランスのみだったのとは違いを見せています。
電子ボリュームには新日本無線のMUSES72320を採用してありますし、やはりアンプ部分にかなり力を割いていると考えるべきでしょう。
ヘッドフォンでアナログレコードを聴く場合にもおそらく一旦A/D変換を経るのかは不明ですが、電子ボリューム自体はアナログ入力なので、そこは直接フォノイコライザーからアナログ入力されるのかなぁ?
ただわざわざデジタルプリアンプと銘打ってるのですから、ADCは通るのかもしれません。
なお、早期購入キャンペーンも実施されるそうで、期間中にSTRATOSを購入すると以下の4種類の製品の中から好きなものを1つもらえるとのこと。
・USBケーブル : GT2 Pro B (60cm,USB type A-B)
・RCAケーブル : Alpha Line 2 (1.0m)
・光ケーブル : OPT-TT (角型-角型,1.2m)
・4Pin-3Pin変換ケーブル : iHP-4M3
KORG対抗の意味合いもありそうな気がしますが、レコード録音よりも再生に重きを置きつつ、コンパクトに楽しみたい方には良い機器かと思います。
ちなみにお値段は139,000円と、なかなかの価格になっております。
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