フジヤエービックからポータブルオーディオプレーヤー「AK100 B-Spec」が発売になっています。
このモデル、Astell&KernのAK100がベースで、それを武蔵音研で改造したものだとか。
改造内容は以下のとおりです。
・ヘッドホン出力抵抗(22Ω)のバイパス
・同軸デジタル出力機能の追加実装
出力抵抗を取り除く改造は同機のユーザーさんの間で結構見かけていました。
上位モデルのAK120ではこれが廃されたようですし、この改造で一歩近づけるというところがあるんでしょうね。
自分で改造された強者もいらっしゃるようですが、表面実装の抵抗で結構大変らしいです。
デジタル出力のほうは元々、光デジタル出力があるんですが、それに加えて同軸出力を追加したとのこと。
元々、光デジタル入力のステレオミニ形状の端子に電気接点を設けてそれを同軸出力にしてあるようです。
もちろん従来からの光デジタル出力(ヘッドフォン出力と共通)も使えますが、同軸出力を使う場合はなぜかヘッドフォン端子側に非金属製のダミープラグを挿さないといけないそうです。
個人的には同軸デジタル出力よりもライン出力が欲しいなぁと思いますが、そこはちょっとした改造では対応できないのでしょうね。
なお、同軸への接続はステレオミニを使うイレギュラーな形ということもあり、ケーブルには「OYAIDE COAX-R2M」を推奨とのことです。
あくまでも改造品ですから、元々のAstell&Kernからのサポートはなくなりますし、ファームウェア更新に伴って不具合が出る可能性もないとは言い切れません。
そういう意味ではリスク覚悟で使う必要がありますが、通常モデルとの差額が1万円程度、AK120と比べればずいぶん安いので、それを受け入れるだけのメリットもかなりありそうな気がします。
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2 Responses
7月 19th, 2013 at 9:11 PM
iPodのケーブル作った時、表面実装の抵抗半田付けしましたけど
あれは老眼にはムリですw
7月 20th, 2013 at 3:54 PM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
ポータブルだと実装密度も高いですしね。
ちなみに、武蔵音研さんに直接頼むと21000円らしいです。