ALO audioのミニケーブル「Reference 8 Mini to Mini」をゲットしてみました。
以前から愛用してきたSXC22がちょっと緑化してきていて、その後、CypherLabsのRightAngleケーブルを入手していたのですが、このプラグがなかなか使い勝手が悪くて上手く使えずに困っていました。
そんなタイミングで同社の最高峰モデルに出会ってしまったので、この機会しかないなと。
時代はすっかりバランス接続ですし、ポタアンにつなぐのも流行らないですし、つなぐにしてもデジタル接続でしょうからニーズがだいぶ減っているのでしょう。
とはいえ、私にとっては手持ちのALO audioのポータブルヘッドフォンアンプを活かすのにもってこいです。
SXC22も結構太めなほうだと思いますが、Reference 8は銀メッキ銅と銅を合わせて8本も使った贅沢な内容です。
同じ名前でも時期でプラグが違うものがあって、こちらは少し前のものだと思います。
現行モデルとの違いはプラグと被膜がポリエチレンとフッ化ポリエチレン(新しいほうはテフロン)というところだと思われます。
ひとまずAK100 mkIIとRxをつないでみましたが、ベースの芯が通っていて厚みがやっぱり違いますね。
このDAPはちゃんとしたLINE OUTとは言えない部分もありますが、それでも楽器の音色が自然になり、セパレーションが良く感じます。
それでいて押し付けがましさがないのは流石です。
歪みが少ないから長く聴いていても疲れない感じがします。
同じ構成でSXC22を試しますと、こちらもウェルバランスではありますが、ちょっとナローレンジな印象もあります。
そのわりに高域はイヤホンによってキツさが出る場合もあるのは銀メッキ線で、しかも緑化が進んできているからでしょう。
ちなみにCypher Labsはさらに中高域がキツくて、多少はRxがその傾向があるのかもしれません。
イヤホンは珍しくfinal E4000で比較してみましたが、SXC22よりもReference 8のほうが帯域が広く、それでいて中高域のキツさは顔を出しません。
そこは銅線とのハイブリッドが効いているのでしょうか。
他のポタアンも試してみましたが、The Nationalは力強さが魅力ですが、アンプ自体の雑さといいますか、歪みを感じる部分も多少あってケーブルのほうが格上っぽさがあります。
RX mkIIも力はありますが、やはり雑味はあって、これがいちばん中途半端な印象がありました。
SXC22とReference 8との差が判るような繊細さをいちばん持っているのは今のところはRxのようです。
RxはIEM用として登場したこともあり、ボリュームが取れると言った部分ではわざわざ今のDAPに外付けする必要があるのか?という印象もあると思いますけども、実際に聴いてみると音は確実にステップアップするように思います。
ある意味、DAPのアナログ段のアイソレーション的な意味合いもあるかもしれません。
それだけにWi-Fiのノイズを拾いやすかったりはしますが、デジタル接続とうまく使い分けつつ使っていきたいと思います。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)