出張お土産にALO audioのポタアン「The National」をゲットしてきました。
飛行機がタイヤ交換で1時間近く遅れた影響で予定が一つキャンセルになり、そのせい(?)でヨドバシに偶然置いてあった実機を視聴したのが運の尽きでした。
The National+が出たばかり、とかそんなことも全く眼中に入らず、この音は!となってしまった次第です。
ただし買ったのは失礼なことにヨドバシではなく中古でして、最初はACアダプタ無しの出物を狙ったわけなんですけど、これが普通のACアダプタではないんですね。
12.6Vですし、ACアダプタ側に充電状態を示すLEDがあったり、プラグの太さもかなり特殊で、普通には入手できない模様です。
ACアダプター単体でも売ってるんですがあいにく在庫がなく、それならばとやや予算オーバーでしたが、ACアダプターのちゃんと付いた中古を購入です。
ちなみに、ACアダプターのランプは赤が充電中、緑で充電完了という表示になっていますが、説明書などは全くありません。
充電時間はフル充電まで約2-3時間だそうで、これで15時間ほど聴けるとのこと。
中古ですから10時間くらいと思っておいたほうが良いでしょうね。
出張には遮音性からSHURE SE215(ACOUSTIC REVIVEでリケーブル済)とiBasso D2+ Hj Boaを持って行ってたんですが、比較しつつ聴いてみていちばん違いを感じたのは、クラシックの鳴りが非常に良いという点です。
低域の出方が全く違いますし、本格派というのがいちばん似合う言葉かと。
つい音量が上がってしまうのが欠点なくらいでして。
戻ってきてからは茶楽音人のDonguri-鐘で聴いてみましたが、こちらも相性バッチリ。
音の階調が非常に明瞭で、音楽の機微にすっかり聴き惚れてしまいます。
あえて欠点を挙げれば、やや残留ノイズは多めなのと、中古のほうはギャングエラーが微妙にある(ヨドバシ展示機はなかった)ところ、それに本体がほのかに温かくなることくらいでしょうか。
これで音楽を聴いている心のほうがよっぽど温かくなりますけどね。
駆動電圧の高さやディスクリート構成のアンプ部など、ポータブルというよりもむしろ、バッテリー駆動の良さが出た据え置き機のような設計思想を感じる製品です。
それだけに昔のDATウォークマンを思わせるくらいの大きさではありますけどね。
その点では新しいNational+は小さくなったまま同じ傾向を保てているのか、ちょっと気になりますが、個人的には大満足のお気に入りになりそうです。
まだ二世代のiPod nanoで試しただけなので、今後はiPod classicやiPhone 4からのCCK経由iBassoのDACとの三段重ねなど、色々試していこうと思います。
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