少し前に紹介したiriverの別ブランド「Astell&Kern」のハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「AK100」ですが、続報が入って来ました。
32GBのモデルが10/27に発売だそうで、お値段は5万円前後のようです。
通常のDAPに比べれば高めですが、スタート価格としては意外に安めな印象です。
本体メモリは32GBですが、microSDHCカードスロットが2つあるので、最大容量は96GBまでOKで、ハイレゾのFLACばかりでも容量の不安はあまりなさそうです。
むしろ心配なのはバッテリーのほうで、24bit/192kHzのFLACだと12時間ほど再生可能とか。
これ自体はぎりぎり合格ラインかなぁと思いますが、充電に約5時間30分かかるそうで、電池切れになったら、かなり待たないといけないのが…。
バッテリーは内蔵で交換できる構造ではなさそうなので、この点は注意が必要そうです。
なお、MP3でも約20時間だそうですから、デコードよりもむしろDACの消費電力かな。
そのDACですが、WolfsonのWM8740とのこと。
iBassoのポータブルアンプ「D12 Hj」あたりでも採用されているものですが、個別に買うよりはコストもサイズも有利ですし、そもそも単体のプレーヤーでハイレゾ対応のものはまだまだ少ないですからね。
なお、本体はDDCとして他の機器にデジタル出力したり、逆に他の機器からデジタル入力してヘッドフォンアンプとして使うことも出来るなど、ポータブルオーディオの基幹機器になれそうです。
ちなみにデジタル入出力はステレオミニと共通の光デジタル端子のようで、なぜか光デジタル入力のみ、176.4kHzに非対応(192kHzはOKっぽい)だそうです。
他にも5バンドのグライコ、Bluetooth 3.0の搭載など、機能的にもかなり充実しているようです。
あとはもう音質だけ、という感じで、こればかりは実際に聴いてみないとわからないですからね。
10/27と28日に開催の「秋のヘッドフォン祭2012」で試聴できる予定らしいので、お近くで興味のある方は聴きに行ってみるのも良いかと思います。
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