先日のAtlas Cablesの同軸デジタルケーブル「Element」といっしょに、同社のバナナプラグ「Z-Plug」も導入してみました。
カバー部分がメタルのものやカシメのもありますが、私が買ったのはオーソドックスにプラスチックカバーのネジ式です。
カバーのところはアンプやスピーカーの背面に露出するので、ショートの危険性もあり、どちらかと言うとプラスチックのほうが扱いやすいというのもありますし。
我が家の場合はやや特殊で、LINNのBFAプラグでの仕様となるのでこの形状のを探していたというのもあります。
一度はAudioQuestのを注文したんですが、在庫なしでキャンセルされ、CHORD COMPANYのは国内代理店の取扱がなく海外からも発送できない、ということで、なかなか選択肢がないんですよねぇ。
あと、装着するスピーカーケーブルは低域側のQED Signature Revelationですが、やや細めで他芯練り合わせになるため、ネジ留めしづらいプラグも多いんですが、今回のZ-Plugはそれも大丈夫でした。
さて音質的な変化ですが、それまで使っていたロジウムメッキのものと比べると、最初はやや音が硬くなり、高域が強めになった印象がありました。
逆に低域が軽くなったようにも感じましたが、実際にはそうではなく、やや元気なサウンドになったのかなと。
ただよく聴いてみると、とりわけ余韻の部分に省略がなく、まさにAtlasらしさも活きています。
ロジウムのほうも無名のものではありますが、サウンドとしてはなかなか魅力的で、良く言えば滑らかさ、悪く言えばやや厚化粧のようなところがあります。
その点、今回のZ-Plugはストレートに伝送する感じで、本来のバナナプラグの目的からするとこっちのほうが良いのかなと思います。
また、直接的に音の差を感じるまでには至りませんが、BFA端子へのしっかりした刺さり具合とか、線材固定のためのネジやネジ穴の精度などはやっぱりだいぶ違うなと思います。
これまでのEquatorやElementのように全面的に良いと手放しでは言えない部分もありますけど、そこはこの後導入した別グッズで解消する形になりました。
結果的には他の悪い部分が浮き立ってみえていた、ということなのかもしれませんね。
私は送料が上がらないのを良いことに海外輸入しましたが、プラグは国内取り扱いもあるようですので、BFAタイプが欲しい方にはオススメできるかと思います。
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