海外輸入していたAtlas Cablesのステレオミニ-RCAのインターコネクトケーブル「Element Symmetrical, 3.5mm to 2 RCA」が届きました。
いつものようにロイヤルメールでの配送でしたので、注文して6日ほどでの到着でした。
アトラスの箱は薄いので潰れてましたけど、ケーブル自体には何の損傷もなく問題なしです。
予定通り、ALO audioのUSB-DAC「The Key」とプリの間を繋ぎましたが、最初ハムが出てちょっとビックリ。
ミニジャックの差し込みがだいぶ硬いようで、最後にカチッと音がするまで挿さないとダメなようです。
もちろん、ちゃんと装着すればハムノイズは全くありません。
Elementは普通のRCAケーブルも持っていますが、通常のはAsymmetricalなんですよね。
XLRのほうはSymmetricalなので、そっちに近い構造なんでしょう。
RCAプラグにかなり近い部分で枝分かれしますから、アース側も左右で完全分離されているのだと予想されます。
SONYのOFCケーブルから変更してみますと、下も上も伸びていて、やはりケーブルによる違いはしっかりと感じ取ることができます。
Atlasらしい厚みを保たせつつ、シャープな音ですし、艶やかになりつつ嫌味な部分がない素直な音色で、The Keyの持ち味をうまく活かせているようです。
ボーカルやピアノに深みが出たのが特に大きな違いで、とりわけ352.8kHzにアップサンプリングしたCD音源では高音部を中心に実体感が増して素晴らしいものがあります。
ただ、先日からの音切れはまだ完全には解消しておらず、192kHzまでなら確実に発生しないので、普段はそこまでのアップサンプリングにしてあるんですよねぇ。
これが安定してくれればいちばんなんですが、そうした差が顕著に分かりやすくなるのもケーブル交換の効果と言えるでしょう。
実際にはThe Keyとの価格比を考えれば、ここまでコストを割くのはちょっとどうか、と買った本人でも思いますけど、ミニ-RCAケーブルのしっかりしたものを1本は持っておきたかったので、その点でも良い買い物だったと思います。