先日ゲットしてきたATOLLのD/Aコンバータ「DAC100」ですが、ようやくメインのDACとしてのセッティングが整ってきました。
当初からこれまでの機器とは明らかに違う解像度を示していましたが、音楽的に好みの状態に整えるまでには予想以上に手間が掛かりました。
別の不具合と合わさってしまい、原因解明に時間が掛かった影響もありますけどね。
その不具合から先に書きますと、以前からどうもおかしかったhiFace(のドライバ動作)が混乱の理由でした。
完全に音がおかしいとまではいかないのですが、ATOLLに送り出した場合にどうも折り返し雑音のようなデジタル臭い付帯音が乗ることがあるんですよね。
ピアノやヴァイオリンの弦などにちょっと乗る程度なので、それがATOLLのクセなのかと悩んだのですが、そうではなかったという…。
以前から再生開始時点に前回の再生音が残る問題もありましたし、Audirvana PlusのDirect Modeにも対応しないのもありますから、hiFaceには引退してもらってX-DDCをメインのDDCに変更しました。
なお、DAC100にはUSB-DDC機能もありますが、PCM2706を使っているため、48kHzまでの対応です。
試しに使ってみましたが、標準ドライバで動作してくれるおかげでDirect Modeに対応していますし、CD音源なら実用上は十分な印象です。
もちろん、X-DDCと比較するとハイレゾ音源での差が大きいですし、やや華やかな艶が乗りますが、低域はしっかりする印象で思ったよりは使える感じでした。
DAC100SEはUSBも96kHzまでになっているようなので、これが出たら結構オススメかも。
セッティングに話を戻しますと、hiFaceの時点から試行錯誤を色々と繰り返しまして、最終的にはスピーカーのセッティングで音の好みを微調整しました。
具体的にはDALI Royal Menuet IIを1〜2cmくらい後ろに下げ、右のスピーカーを少し外に移動してスピーカーの間隔を数cm広げました。
これにより高域のきつさを抑えて低域の量感を少し増やしたという感じですね。
想像以上に緻密な情報量もあってか、定位に対して非常にシビアでスピーカーのちょっとしたセッティング変更が大きく音に影響するのはちょっとビックリです。
ここまで追い込んでしまえば、やはりARCAMとは年代の違いもあって情報量がかなり違って来ました。
ただ、アーカムのまったりした雰囲気もリラックスするには良いところもあって、DACでもこれだけ違いが出るものなのか、と改めて思った次第です。
価格帯は違いますが、LXU-OT2が届いたらそちらとも比較もしてみたいと思います。
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