ちょっと以前からのオーディオ好きなら懐かしいと思うであろうオーディオアルケミーから「PPA-1」というフォノイコライザーが発売になったようで。
実際にはこれが久しぶりの製品というわけではなく、最近DACやデジタルプリアンプなども出していたようです。
このオーディオアルケミーは1990年に3人でカリフォルニアを本拠地に設立されたブランドですが、一旦1998年に解散しています。
その後、創業当時のエンジニアだったピーター・マドニック氏がコンステレーションで有名なジョン・カール氏とともに設計したものだとか。
復活した製品群もカリフォルニアで設計・製造されているそうです。
そこで肝心のPPA-1ですが、以前のオーディオアルケミーらしさを残したコンパクトなデザインで、MM/MC対応、入力もRCA2系統、出力はRCAとXLR、さらにはインピダース調整が1〜1000Ωまで設定できるなど、機能も充実しています。
ただ標準構成では電源が9V ACのAC/ACアダプタで、そこがちょっと残念なところです。
お値段が格安なら気にならないのですが、なにしろ32万円ですからねぇ。
既発売の外部電源ユニット「PS-5」を組み合わせれば、さらなる音質向上が図れるらしいですが、これも12万円します。
どうせならセットで44万円の製品と考えておいたほうが良いかも。
とはいえ、Constellation Audioなんていう名前が出てくる時点で、この程度の金額は覚悟しておくべきでしょう。
開発者も「PERSEUSの音のエッセンスを注入している」としていますし、そのPERSEUSは580万円という代物ですから…。
実際、内部はフルディスクリート構成だそうですし、やっぱり電源は別筐体で、標準で付いてくるのは仮くらいに考えておいたら良いのでしょうね。
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