MacBSの日常生活的日記

audio-technica AT618

audio-technicaのレコードスタビライザー「AT618」をゲットしてみました。

当初は普通通り中古のレアっぽいものを狙っていたんですけど、これが意外にお値段が良いんですよね。
AT618自体も中古は結構出回っていますが、新品とそれほど価格差がないので珍しく新品で購入です。

ロングセラーモデルで途中で色が変わったりしているようですが、全体的な外観はずっと同じです。
重さは600gほどで、黄銅ブロックを天然ゴムで囲んだ形です。
ちなみに黄銅は銅と亜鉛の合金だそうです、亜鉛の比率に多少違いがあるケースもあるでしょうが、基本的には真鍮と同じようですね。
なおマイクロがよく使っていた砲金は銅と錫の合金だそうです。

ずっしりと重いスタビライザーを載せてみると、シャフトの太さに個体差があるのを計算に入れてあるせいか、やや緩く、無理に動かせばカタカタする感じです。
実際には重量があるのでうんともすんとも動きませんけども。
サウンドとしては静粛性が上がったような印象もありますし、なにより情報量の増加が顕著です。
おそらくこれはスタビライザー単独というよりも、先日導入したサンシャインのマグネシウムのシートSTS-1にしっかり盤が固定されたという面が大きいのではないかと思われます。

以前遊び半分で作った自作の木製のと比較してみると、こちらは音が軽くて柔らかく、そもそも音量そのものが小さくなったようにすら感じます。
詳細に聴き込んでみると、AT618の場合に比べてそれぞれの楽器が混沌としています。
AT618を積むと明晰になりますが、やや耳障りがキツイのが唯一の欠点でしょうか。
そこは下の豚革シートを見直すなどで今後調整しようと思いますが、STS-1との組み合わせで、いかにもハイレゾ音源を再生しているかのようなサウンドになるのはなかなか面白いものです。

もう一つ、回転数についても再度測ってみました。
ベルトのせいか少し早くなっているんですけどもスタビライザーの重さでちょっと遅くなったりしないかなと目論んでましたが、実際にはその程度では全く変わらずです。
ただ許容範囲のスピードですし、プーリーは今のままで行こうと思います。

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