通算8回目となるイベント「audio union DAY Vol.8」が6/9に開催されるそうで。
今回の各店舗のイベントは以下のとおりとのこと。
■お茶の水店:Stereo Sound presents 「PLAY RECORD! ~ようこそ、深くて楽しいレコード沼へ」
■お茶の水ハイエンド中古館:新製品 MAG LEV AUDIO ML-1 プラッタが空中浮揚するレコードプレーヤー 試聴&説明会
■お茶の水ハイエンド館:新/旧アキュフェーズの音作りを探る!
■お茶の水アクセサリー館:オーディオは電源で音が変わるのか? 平成から令和へ、電源改源試聴会 (電源各社)
■新宿店:ちょっと工夫して、ラックを極めよう!! QUADRASPIRE Q&A
■吉祥寺店:効果を体験! FURUTECH NCFシリーズの魅力を探る
■町田店:フェーズメーションがお届けするアナログ入門のあれこれ
■千葉店:復活したDIATONEを体験しましたか? (DS-4NB70)
■柏中古センター:最新のトライオード真空管アンプTRX-P300Mを聴く!体験試聴会開催!
イベントの時間帯がまだちゃんと出てないような気もしますが、正直ちょっとマンネリ気味な印象は拭えません。
普通の日に店舗に行っても見られるような内容では意味がないですからねぇ。
そんな中で気になったのはアクセサリー館の「電源改源試聴会」でしょう。
デモンストレーション予定なのは以下のメーカーだそうで、それぞれに時間は取るにしても「一斉比較」と言ってるからにはガチンコ対決が聴けそうですからね。
ジェネレーター系からノイズフィルタ、電源タップなど、様々なアプローチで多彩なのも良いですね。
各社別々にデモするより断然こっちのほうが面白いと思いますが、ある意味、自信がないと出せないのかもしれません。
反面、ちょっとガッカリな印象が強いのが「新/旧アキュフェーズの音作りを探る!」というものです。
このタイトルだけ見た時は旧モデルと現行モデルをガチンコ対決させるのか?と思いきや、「トーク中心」なんだとか。
最近は若手エンジニアが台頭してきつつあると聞いていますし、その意味で社内の新旧技術者が登壇するのはオーナーには面白い部分もあるのかもしれませんが、ぶっちゃけオーディオは音楽を聴いてこそ、であって、技術者の開発話とかどうでも良いというのが私の本音です。
常に一定周期で新製品を出して、必ず「良くなった!」、「一新!」ばかりですが、ホントにそうなってるでしょうか?
もちろん大部分では良くなっていってるのでしょうけども、だからこそ旧モデルとちゃんと聴き比べてもらう機会にすべきではないかと感じる次第です。
そもそもいくら古いとはいえ、自社の製品を「新しいほうが良い」と単純に片付けてほしくないというのもあります。
これは別にAccuphaseに限った話ではなく、本当に過去の製品を超えたと思った時にこそ、新製品を投入すべきですし、逆に諸般の事情で妥協しなければならなくなった、あるいは割愛した部分は正直に挙げるほうが良い気がします。
それとも現行モデルが完璧に勝っているという自信があるのであれば、ちゃんとガチンコで聴き比べさせれば良いだけですね。
修理不可能なモデルが増えてきつつある点についても、古くなったのだから仕方がないという一面もある一方、「もうこのモデルが?」という事例もちらほら出てきています。
基本的にストックしておいた補修部品でのみ修理する方針だと思うのですが、そこもそろそろ見直しが必要な時期に来つつあるようにも感じています。
正直、今の対応はちょっと中途半端に思えるような気がしています。
もちろん私が同社の古い機種ばっかり使っているので、自分の都合で考えている側面もあろうかとは思いますけど、自社の出した製品に責任を持つ姿勢は他社も含めてもっと大切にすべきだと感じる次第です。
さすがにトークイベントというのは「なんじゃそりゃ」感があってネガティブな意見になりましたが、「NCFシリーズ」のイベントもちょっと面白そうではあります。
なにやら海外では新しいプラグや、プラグの周りに装着するNCF Booster-Braceなるものなど、まだまだ拡大させたいようですね。
「タップと両面テープで固定する」のではなんだか本末転倒な印象もありますし、プラグのほうは銀メッキや金メッキのモデルも出るらしいので、そっちが気になる方もいらっしゃるかも。
ただ、このイベントでそれらが参考出展されるかどうかは全く不明ですので、あらかじめご了承ください。
あと、全然関係ないですけども、オーディオユニオンやオーディオ各社、まだまだSSL対応しきれていないところが多いのも職業柄、気になっています。
昔なら店舗や雑誌が主体でしたけど、今はWebサイトも大切な情報発信源だと思うんですよね。
そこまで余裕がないというのが正直なところかもしれませんが、そういう部分をしっかりやることは製品の質にもつながるような気がちょっとしているところです。
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