先日からぼちぼちとCDプレーヤーを調べているのですが、AudiolabのCDプレーヤー「8200CD」がちょっと面白そうなので、取り上げてみようかと。
見た目は良くある海外系のコンパクトなCDプレーヤーですが、DAC部分がかなり特徴的なんです。
片チャンネルに4つのES9018を使い、これにより、デジタル信号を32bit/84.672MHzまでアップサンプリングされるという内容になっています。
ESSというとパソコン用のサウンドカードで有名だったかと思いますが、そのESS自社開発のチップとのこと。
384kHzとかいうモデルはありますが、これはケタ違いの84.672MHzです。
最初、1bitかと思ったんですけど、そうじゃないんですね。
内部的には6bit程度のマルチビットDACをデルタシグマで動作させているらしいです。
同様の素子はCAPRICEやConclusion C-D1、AccuphaseのDC-901などで使われているようです。
また、超ハイサンプリングのDACだけでなく、アナログ段も優秀なようで、純A級アナログ出力ステージが搭載されているとのことです。
また、私がぜひとも欲しいと思っているデジタル入力もちゃんとありますし、USB入力まで備わっていて、CDトランスポート+USB-DACとして使えるんですよね。
なお、USBは24bit/96kHzまで、同軸は24bit/176kHz、光は24bit/96kHzまでと、こちらは意外と控えめな対応のようです。
お値段はそれほど高くなくて13〜14万円台あたりのようですが、購入は別にしても一度聴いてみたい機種です。