AudioQuestからスティックタイプのUSB-DAC「DRAGONFLY」のニューモデルが2つ発表されたようで。
上位モデルの「RED」はESS9016を採用して、デジタルボリュームも装備しているとのこと。
また今回のモデルから、いわゆるカメラコネクションキットを使ってiPhoneやiPadでも使えるようになったんだとか。
iPhoneの微弱な電力で2.1Vのハイゲイン出力を両立させるのはなかなか大変でしょうけど、「使える」というだけでもうれしいポイントかと。
下位モデルの「BLACK」もiOS対応は同様ですが、DACがES9010になっていますし、ボリュームも通常のアナログボリュームです。
ヘッドフォン出力も最大1.2Vとなりますが、その代わり、価格がだいぶ下がって実売99ドルくらいになるそうです。
ちなみにREDは倍の199ドルくらいを想定しているとのことです。
ただ一つ気になるのは両モデルとも24bit/96kHzまでのPCMの対応のみで、流行りのDSDはおろか、192kHzにも未対応です。
REDで採用されているESS9016は32bit/384kHzまで対応していますし、DSD対応でもありますし、BLACKのESS9010のほうもおそらく同様のはずです。
ドライバ不要で使えるようにという配慮なのでしょうけれど、その場合にESSをチョイスするのがベストなのかは、やや気になるところではあります。
あとは旧モデルのDRAGONFLYの値下がりも気になりますね。