Auraからインテグレーテッドアンプ(?)「spirit」が8月上旬に発売されるそうで。
あえてQuestionを付けたのはUSB-DAC内蔵、さらにBluetoothにFM/AMチューナーも内蔵しているからです。
昔のカテゴリーで言うとレシーバーかな?と思いますが、今はそういうジャンルがほぼないですし、USB-DACを内蔵したプリメインアンプも多いですから、あえて分かりやすいカテゴリーにしたんでしょうね。
USB-DACについて詳しい記載がないのですが、サラッと公式サイトには「Windows10には現在のところ対応しておりません」と書いてあります。
それは結構重要な要素な気もしますし、そもそもUSB-DACに全く触れないというのも面白いですね。
Auraを手がけているApril Musicのほうのサイトも見てみましたが、まだ載っておらず詳細は不明です。
Bluetoothは技適も必要かと思いますが、そこもよく分かりません…。
ちなみにデジタル入力はUSBのみで、光や同軸入力端子は用意されていません。
反面、MMカートリッジ対応のフォノイコライザーも搭載しており、これらが全て使えるとなるとほぼオールインワンで構成できてスマートに使えるアンプと言えそうです。
お値段は税抜き280,000円だそうですから、金額的には色々買えちゃうでしょうけど、そこはこのシンプルさが良いというところもあると思います。
さらにアンプ部は初期のVA40の頃と同様に日立製のMOS-FETを3パラで使ったものです。
当時の石は2SK1056と2SK1161という、相当変わった構成ですが、今回は2SK1057と2SJ161という普通の組み合わせとなっています。
同じ日立製と謳っていますが、これだけ違うともはや別物のような気もしますけどね。(当時とは会社組織も違いますし…。)
アンプとしてはむしろVA-150をベースにしていると考えるべきでしょう。
あっちはあっちで東芝のMOS-FETを2パラですけどね。
なお出力は最大出力での表記ですが、150W+150W/8Ωですし、XLR入力があったりヘッドフォン端子もあって完成度次第では使いやすい製品かと。
まずはUSB-DACのWindows 10対応くらいはハッキリさせないと、将来のサポートが怖くて手を出せないでしょうから、そこは頑張ってほしいところです。
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