Beat Audioのイヤホン用ケーブル「Supernova」を導入してみました。
Beat Audioのことは代理店がALO audioと同じミックスウェーブさんということでなんとなく知っていましたが、どちらかというと2pinケーブルのイメージが強いので、あまり細かくチェックしていませんでした。
実は今回入手したものも元々はFit Ear用の「Beat Audio リケーブル Balanced Supernova for Fit Ear」のIRISバージョンです。
それをMMCXプラグと3.5mm3極に改造したものだそうで、どちらもBispaのものが使われていました。
もとはBEA-1900なので、銀メッキ銅のものですね。
まずは動作確認を兼ねてNOVA CKで試してみましたが、それまでのLitz Wireに比べると位相の乱れが減ったように感じます。
高域はややキツさは出ますが細やかに情報量が増えていて、むしろLitz Wireの高域が鈍っていたようにすら感じます。
低域はソリッドでありつつも深いもので、これは思った以上に良さそうです。
そこで今度はDORADOに装着してチェックです。
こちらはPure Silver Litzを使っていたわけですが、低域の厚みはそのままにボワッとした膨らみが減少し、エネルギッシュでありつつもガッチリした音になったように思います。
雰囲気としてはウチのスピーカーシステムの音に似ていますね。
ここで一旦、Pure Silver Litzに戻してみますと、なんとなく音量が低くなったような感じがします。
こちらのほうが純度としては高いようにも思われますが、やや繊細過ぎるのかな?とも思われます。
高域はやや細身で、低域も下まで伸びているものの、バランスとしては良く言えばピラミッドバランス、ちょっと悪く言うなら下膨れな感じなので、帯域バランスもDORADOのクセを強調し過ぎているかもしれません。
これならDORADOにはSupernovaが良いだろうということで、Pure Silver LitzをNOVA CKに回ることにしました。
名前的には逆が良さそうですけどね。
そこでNOVA CKをPure Silver Litzにしたわけですが、だいぶ透明感が上がったなぁと。
たしかにSupernovaのほうがさらに線が太く明瞭ではありますが、NOVA CKはややナローレンジに感じがちなところがありますから、それをワイドな雰囲気にしてくれる意味でもPure Silver Litzのほうが合いそうです。
その分、高域はキツさが出るところがあったので、そこはイヤーピースをSednaEarfitからfinal Eタイプに変更しておきました。
これでNOVA CKもなかなかのウェルバランスになった気がします。
配置が決まったので、改めてDORADOを聴いてみると、やや中域〜中高域が弱めで、穏やかな暖色系の風合いになっています。
おそらくそれが本来のDORADOの特色で、Pure Silver Litzの場合だとやや高解像度寄りに向いていた感はあるのかなと。
独特のエコーが付加されるところは多少あって、そんなところは以前使っていたPADのスピーカーケーブルにちょっと似たところがあるようにも感じました。
ここまではCEntrance HiFi-M8を主体に使っていましたが、AK300をCEntranceなしの単体にしてみると、Supernovaの場合はそのほうが鮮度が高まるようです。
かなり細かいところまで引き出してくるので、アンプ側はパワーよりも解像度が高いほうが望ましいのかもしれません。
また最終仕上げに、RD-3とRIO-5IIで消磁とマイナスイオン、接点改良剤で透明感もしっかり回復したようです。
とりわけ高域寄りのモヤが晴れた印象で、ケーブル交換も効果は高いですが、そうしたケアも大切かなと。
結局、アンバランスばかりで使っていますけど、こちらは元々、Balancedですし、将来的にはプラグ交換してみるのも良いかも。
2.5mmの良いプラグや半田ごてなどを揃えてやる気になるかどうかはちょっと微妙ですけどね。
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