Benchmark Media Systemsから新しいDAC「Benchmark DAC2 HGC」が発売されるそうで。
Benchmarkといっても古くからのオーディオファンでも知らない方が多いかもしれません。
DAC1という機種で一世を風靡しましたが、あれが出たのも2002年と比較的新しいブランドです。
ただ、逆に進化の激しいデジタルの世界で2002年からずっと定評が高いモデルですし、そういう意味では地に足のついたブランドといえるかも。
今回の進化の最大のポイントはやはりDSD対応でしょうか。
USB経由のDSD入力も当然ですが、すべてのデジタル入力を内部でDSD変換処理することも可能です。
DoPに対応しているので、対応のプレーヤーで進化が発揮できそうですね。
またもう一つの特徴は型番の一部になっている「HGC」かと。
ハイブリッドゲインコントロールシステムの略だそうで、アナログゲインコントロール、低インピーダンスのパッシブアッテネータ、32ビットのデジタルゲインコントロール、そしてサーボ駆動のボリュームコントロールを兼ね備えていて、それらを組み合わせてゲインを操作するものとのこと。
アナログ入力もデジタル入力も無駄なA/D、D/A変換を通らずにゲインコントロールできるというわけですね。
DAC単体として考えればゲインコントロールはそれほど重要ではないですが、プリアンプとしての役割も果たすという要素を持たせてあるようです。
他にもUltraLock2というジッター軽減システムなど、プロ用途から生み出されたテクノロジーを投入している感じです。
そこそこの高級機ではありますが、DAC1のロングセラーを考えれば、長く愛用できる機器になってくれそうで良さそうな印象で、一度じっくり聴いてみたいなぁと思います。
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