デンマークのbergmannからターンテーブル「Magne」が発売されるそうで。
リニアトラッキングのトーンアームと、それも含めて重量級のターンテーブルとともにエアーフローティングされるという、かなり凝った現代的なものです。
名前からすると磁力でフローティングされてるのかと最初は勘違いしましたが。
ちなみに磁力を使うマグネフロート機構のものは昔、TEACが出してましたね。
今回の製品のフローティングを同社では「エアーベアリング」と呼んでいて、振動抑止ももちろんニーズとしてあるのでしょうが、それ以上にトラッキング性能向上につなげているとのこと。
アルミ製5.5kgのメインプラッターの内側に、1.5kgのサブプラッターがあり、センタースピンドルに圧縮空気が送られることでなめらかな回転を実現してるんだとか。
エアーサプライはそれ自体の動作音がやや気になりますが、その辺りの静音性はどうなんでしょうか?
150万円という価格ですし、しっかりした筐体ですからさすがにそれは考えられているかな。
また別筐体ですから、プレーヤーやリスナーから離して設置することもできるんでしょう。
リニアトラッキングのトーンアームも理論上の素晴らしさとは裏腹に、現実的には精度や強度などで理屈どおりにはいかないことも多いんですが、そこにもエアーベアリングが活用されてるようで、アームパイプにも食う句が送られ、これでアームのスライディングをスムーズにしているようです。
他にも出力端子がRCA/XLR/DINと多彩な対応だったり、現代的な発想でしっかり作られた製品のように思えて、一度聴いてみたい気がします。