Berkeley Audio DesignからUSB-DDCの超高級モデル「Alpha USB」が出るそうで。
同時発売のこれまた超弩級のDAC「Alpha DAC Reference」と同じカスタムメイドの構成ドクロックを使ったというもので、電源もメイン基板と分離された安定化リニア電源が搭載されています。
残念ながら接続方法は普通のSPDIF(BNC)とAES/EBU(XLR)のみですので、24bit/192kHzまでのPCMのみの対応ですが、USB-DDCのメリットを最大限活かしたモデルがこうやって登場してくれることは嬉しいところです。
ここまで来るとあとはパソコン側、特にUSBインターフェースの精度も求められてくるように思いますが、なかなかそうした意味での本当のオーディオ専用パソコンは登場しない印象ですねぇ。
SOtMからUSBインターフェースカードの「tX-USB」や「tX-USBexp」が出ていますが、あのくらい手の込んだものをCPU周りも含めて全部やったマザーボードがあれば良いのですけどね。
ちなみにDACのAlpha DAC Referenceのほうは、内部に“α”マークのカバーが付いた、謎のDACモジュールが搭載されていて、なんだかよく分からない不思議なブランドではあります。
DDCが30万円ほど、DACのほうは220万円で、しかもどちらも受注オーダー品だそうですから、簡単に手が出せそうなモデルではありませんが、他のブランドとはちょっと違うアプローチが面白そうなメーカーです。