Brise Audioの2.5mm4極の2pinイヤホンケーブル「STR7-Std」(STR7EP2P425)を入手してみました。
AK380 AMPを再入手したものの、その間にar:tio RK01を手放してしまったので2.5mm4極のイヤホンがなく、その動作確認に入れてみたという感じです。
Brise Audioは初めてで、そこも含めてお試しですね。
意外に情報は少なめでしたし、高級なものは取り回しがかなり良くないとのことでしたので、無難な辺りで。
こちらでもケーブルスライダーに木製の制振スタビライザー(?)が付いていたりして、なかなか面白いものです。
またFAudio Passionで使う形となるので、このイヤホンがちょっと苦手な低域寄りを強化したいという考えでチョイスした部分もあります。
純正ケーブルより若干太いですが、取り回しはなかなか良いほうです。
耳掛け部分にワイヤーも入ってますが、これもチタンらしく装着感もまあまあです。
やはりどうしてもちょっとズレやすい部分はありますけどね。
まずはAK380 AMPにつないでみますが、アンプの影響もあってか、低域の駆動力が高まったなと感じます。
ケーブルの音色もニュートラルで、Passionの苦手部分を埋め合わせてくれたようです。
より歪みが少なく、細部の表現が美しくなりました。
AK380 AMPのバランス出力も動作確認できたわけですが、広がりは良くなるものの、若干セパレーションを意識し過ぎて中抜けする印象もありました。
そこはイヤーピースをfinal EからFA Vocalにすることでボーカル帯域がほんのり強めになり、バランスが取れました。
また事前に入手しておいた2.5mm4極から3.5mm3極に変換するアダプタでアンバランス接続もしてみました。
アダプタの影響も多少あるのか、やや濁りは増える傾向ですが、十分実用的です。
L字にするか、短いケーブルがあるタイプにするか迷いましたが、L字だと力が掛かった場合に回転するのでプラグを折る心配はあまりしなくて大丈夫そうです。
バランスと聴き比べると、やや音の広がりが削がれますし、低域も押しが弱まっていますが、そこまで気にしなくても良いかなと個人的には思いました。
リケーブルによる進化ですが、良くなった部分もありますけれどFAudio Passionの気軽さという点では純正ケーブルもなかなか良いのかなというのが今の時点での印象です。
特にプラグ自体を2pinのピンのみで支える形になりますし、プラグの長さも長くなりますので装着感にもちょっと影響が出ていて、まだしっかりフィットした感じが得られていないのもあるでしょう。
低域の深みもやはりPassionそのものの能力を超えては出てこないようで、パイプオルガンなどは音色がだいぶかけ離れていますが、そこは仕方ないところでしょう。
AK380 AMPのゲインをハイにしたり、ピンからすぐにケーブルを曲げないようにしてみたりしましたが、やはり耳にフィットしやすいのは純正ケーブルかも。
これは他のイヤホンでも言えることですが、どうもワイヤ入りケーブルというのは扱いづらいイメージがあります。
特に紗羅と二人で試したりすると、それぞれでちょうど良い曲げ具合というのも違ってきますし…。
ただ、全体としてはPassionらしい鮮度が活きていますし、これまでのボーカルやピアノに加えてチェロなどの弦楽器も魅力的になって、ジャズなどもしっとりこなす上品な雰囲気が出たのは良い傾向かと。
ケーブル自体の色付けもそれなりにあるようですが、全体としては音そのものは純正よりはかなり底上げされていますし、傾向も近いものだと思います。
最近はリケーブルでいろいろと遊んできましたが、やはり装着感や使いやすさもイヤホンでは重要なポイントだなと思い始めたところです。
今回のはそこまで困ることはないものの、Copper 22など使うのを躊躇してしまうような状態では本末転倒ですし。
一部は純正に戻したりしつつ、ぼちぼちポータブルオーディオも落ち着いて楽しもうかなと思います。
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