LUMIN D1用に菊水を試してやはりリニア電源の効果は結構ありそうだったので、BRZHiFiの12Vリニア電源を入手してみました。
菊水でも動作自体や音質面では問題なかったのですが、動作中に唸るし、ミスって電圧が変わったりしても危険ですから固定のものが良いかなと。
ちなみに届いた時点では電圧が13V近辺と少し高かったので、本来付属のACアダプタに合わせて12.3V近辺に調整しました。
内部はダイオードアレイの30CPQ150や三端子レギュレーターLM317が見えますが、詳細の構成はあんまり良くわかりません。
LM317自体は1.5Aほどだと思いますが、この電源自体は6.5Aを謳ってあります。
音質的には菊水より力強さがあってリップルは同等程度には少なそうです。
唸りは多少ありますがトランスのみで、筐体にスタビライザーを乗せればほぼ聞こえない程度ですし、おそらく冬の時期に使っていた電気マットの影響が大きいのだと思われます。
音楽聴く時には電気マットは消すので大きな問題ではないですし、菊水のほうはこれとは関係なく唸ってましたからね。
まずは影響が大きそうなLUMIN D1のアナログ出力から確認していくと、ハープシコードの音色に厚みが出てリコーダーの音色も自然で実体感があります。
そもそもLUMIN D1がこういうのが得意な傾向がありますが、そこがより充実したような感触です。
デジタル出力だとさすがにアナログ出力ほどの大きな変化は出ませんが、やはり細かい音が鮮度良く出てくる感はあります。
純正のケーブルはフェライトコアも付いていたので、別売りのものも調達してみました。
本体側のプラグが航空用GX16の2ピンで多少特殊なので自作も面倒ですからね。
付属のものはちょっと穏やかにまろやかになる傾向でしたが、そこが程よく鮮度が上がった感じでさらに音は厚みが出たようです。
個人的には殆どの場合、片電源を扱うことになる外部電源はあまり好みではないのですけど、さすがにごくごく普通のACアダプタよりはだいぶ良くなるみたいです。
それに他の機材にノイズをばらまくことがないだけでも安心感はあるのかなと思っています。