Cambridge Audioからエントリークラスのパワーアンプ「Azur651W」が10/1発売だそうで。
15万円ほどなので、あくまでも同社としては…ということになりますが。
大抵のケースではいっしょにプリアンプも出るもので、同じケンブリッジオーディオでも851Wに対しては851Eが出ていますが、今回は海外でも出ていません。
どうやらStream Magic 6 V2やAzur 851D、Azur851C、DacMagic Plusなどにデジタルプリアンプ機能があるので、それと組み合わせてね、ということらしいです。
パワーダイレクトっていつの時代も繰り返し流行の波みたいなのが来ますけど、プリアンプは電圧増幅段としてゲインを得る要素もあると思うので、プリ不要論はあまり推奨する方向性ではないかな。
最近のプリはゲインも少なくて、逆にデジタル機器は出力電圧が高いので、その主張も事情が違ってきつつありますけど。
製品自体の特徴としては価格帯にしては大きめのトランジスタとトロイダルトランスを搭載してありますが、プリメインアンプからプリを外した域を出ていないデザイン(見た目も内部配置も)という気も少しします。
ただ、CAP5 Protection Systemと呼ばれる保護回路はさすがに最新アンプらしくて、音質劣化の原因になりやすいスピーカー保護回路を音質を重視しつつ、様々な条件からスピーカーを守るものとなっています。
さきほど挙げたプリ機能付きのDAC等をお使いの方でスピーカーで鳴らしたいというニーズには良いかと思いますが、結構この価格帯も競争が厳しいのかなとも思いますし、できればプリも投入してほしいところです。