MacBSの日常生活的日記

Cambridge Audio Stream Magic 6 V2

Cambridge AudioからUSB-DAC機能も備えたネットワークオーディオプレーヤー「Stream Magic 6 V2」が発売になったようで。

ネットワークオーディオプレーヤーはUSB-DACと対極的な傾向がありましたが、両方の「良いとこ取り」した機種がやはり登場してきましたね。
NANO-NP1がデジタル出力のみというモジュール志向なのとは全く正反対です。
個人的な趣味でいえば、進化の激しいデジタル機器では将来的なグレードアップも考えるとバラコン(という単語も最近は使わないと思いますが)のほうが良いですけどね。

そんな本機、ネットラジオ対応にも注力されているモデルです。
国内ではそこまで盛り上がっていないのは「ハイレゾ」とか、スペック重視の傾向が強いからでしょうね。
本来はBluetoothモジュールを追加できたり、Wi-Fi接続にも対応しているのですが、日本国内では使用認可を取得していないので、無線アンテナをあえて付属させず、有線接続のみ、とのこと。
そういう意味では魅力が削がれているんですが、国内ではネットワークオーディオプレーヤーとUSB-DACがあれば問題なしということでしょうし、NASへのアクセスも有線接続のほうが安定してサポートしやすいという事情もあるのでしょうね。

DACチップはWolfsonのWM8740のデュアル構成で同社お得意のATF2アップサンプリングを採用しています。
全ての音源が24bit/384kHzに内部でアップサンプリングされる流れで、逆にDSDには再生についても未対応(サーバー側でPCM変換されれば再生は可能かもしれませんが)です。
ここも個人的にはDSDはネットワークオーディオプレーヤーには(ファイルサイズ的に)不向きと思うので別にそれでも良いかなと思いますけど、USB-DACでは多少残念かな、とは思います。
まぁそもそもWM8740はDSD未対応なのとATF2がウリな時点で、期待するのが無理なのですけれど。

また、USB入力以外にも光や同軸デジタル入力も用意されていて、デジタルボリュームもあるので、デジタルプリアンプとして使うことも可能だとか。
まさにデジタル部分を一手に担う多彩さは魅力でもありますが、やっぱりちょっとてんこ盛り過ぎで日本メーカーの製品を見ているような気分になるんですけど、そんなところもCambridge Audioらしいとも言えるのかもしれません。

モバイルバージョンを終了