Campfire Audioから新しいイヤホンの国内発売がいくつか発表されましたが、その中から「IO」を紹介してみます。
BAドライバー2基という構成は私も愛用しているNOVA CKを思わせますが、あれはフルレンジを2つでしたけれども、IOでは特大のウーファー向けBAユニットを基準にしつつ、これに小型のツィーター向けBAを組み合わせた2way的な内容です。
その構成もあってか、今回はこれまでの機種よりも試作、試聴を繰り返して完成したんだとか。
実際の出音はやっぱり聴いてみないとなんとも言えませんけども、個人的には形状が初期のCampfire Audioのものを踏襲しているのが良いなぁと。
いくつかのタイプがありますけど、意外とこの角ばったデザインのが耳にフィットして使い心地が良いんですよね。
ちなみに筐体はアルミ、ノズル部分はステンレスで、チューニングの影響か、ネジには24金メッキが施されています。
一応、NOVA CKと比べてみますと周波数特性は5-22kHz(NOVA CKは10-19kHz)と広がっているのは2wayの効果でしょうか。
逆に感度は109dB SPL/mW(NOVA CKは114dB)、インピーダンスも26Ω(1kHz,NOVA CKは22Ω)と、やや鳴らしづらい方向にはなっています。
ただしNOVA CKはむしろ高感度過ぎてDAPやポタアンの残留ノイズがかなり気になる傾向でしたから、むしろそれが緩和されたと考えるべきでしょう。
ケーブルはスモーキーカラーのジャケットになっていますが、中は銀メッキ銅です。
また、耳掛け部分が針金から熱処理されたチューブに変わってるそうで、針金がないのは良いと思いますけど、いっそのことPure Silver Litzのように何もなくても良かったかなぁ。
ケースはこれまでとまた変更になって、ポルトガル製だとか。
レザーとウールで相変わらず拘ってありますね。
NOVA CKが装着感も含めてかなり好みな身としては一度は聴いてみたいイヤホンです。
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