Campfire Audioから新フラグシップイヤホン「SOLARIS」が12/19発売だそうで。
Campfire Audioをまとめてお借りしてからもうずいぶん経ちますが、ANDROMEDAの良さは今でも忘れられないほどです。
そんなANDROMEDAを超えるべく満を持しての登場というところでしょうか。
ANDROMEDAはいわゆる多ドラ、5BAという構成でしたが、SOLARISは4ドライバーとなっています。
高域用に2基、中域に1基BAを使い、低域はダイナミックドライバーというハイブリッドです。
低域はやはりダイナミックのほうが質感や量を出しやすい側面はあるのでしょう。
ただ、そうでなくても難しい複数ユニットをうまくまとめる技術はこれまでの積み重ねの上にようやく誕生したという部分もあることでしょう。
外観もずいぶん印象が違うものになっていますが、これは類似デザインのパチモノと呼んでも良さそうなものが増殖した影響もあるのかもしれません。
もちろんダイナミックユニットの収納のための必然性もあったと思います。
筐体はボディ部分が「ガンメタルPVD処理を施したアルミニウム筐体」、ノズルが「ステンレススティール」だそうです。
アルミを比較的多めに使うことで重さを抑える意味合いもあるのでしょうし、複合素材で余計な響きを抑える効果も期待できそうです。
ケーブルはALO audioから続く内容のものですが、「Super Litz Cable」というSOLARISのために作られたケーブルになっています。
基本的には4芯の純銅銀メッキ導体ですが、通常のLitz Wire Earphone Cableよりも太めとしてあるとのこと。
また、MMCX端子もベリリウム銅加工が施されて、接触不良が起こりにくいよう配慮してあるそうです。
気になるお値段は市場想定価格171,900円前後と、なるほど、という価格にはなっています。
ただ作りはやっぱりしっかりしていますし、上位・下位という単純なヒエラルキーではなく、それぞれのモデルに特色を持たせてあるブランドだと思っていますので、試聴して気に入れば唯一無二の相棒になってくれるイヤホンとなることでしょう。
地方住まいの人にはちょっと試聴がしづらいという難点はあるので、そこは最近他社がやってるような貸出の仕組みを用意してくれると嬉しいかも。
ただしなにぶん高価なものですし、その対策や発送などに伴う人的コストもあるからなかなか難しいのもしれないですが、できればぜひ実現してほしいものです。
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