HD-7Aの足回りになにか良いものがないかな?と調べた結果、Cardasの「Myrtlewood Block」のLサイズを試してみることにしました。
素直にチョイスすると、お気に入りのヒッコリーボードになるのですが、HD-7Aはサイズも小さいし、他の木材系のものと比較してみたいというのもあって今回はコレにしました。
以前からケーブルインシュレーターに使われているのは良く見かけていましたが、正直、見た目はホームセンターのワゴンで売ってる端材みたいですね。
ただ材木にこだわりがあるようで、名前の通り、マートルウッドというオレゴン州に生えている常緑樹を使ってるんだとか。
密度が高いのが特徴らしいのですが、正直そんなに重いなぁという感じはありません。
あまり期待せずに(失礼)、HD-7Aの3点支持の脚に使ってみました。
リビングでの設置ですが、場所の都合もあって下にあまり結果の思わしくないTAOCボードを使っているにも関わらず、そのクセが全く出なくなったのはちょっと驚きました。
ヒッコリーほど芯がしっかりする感じではなく、もう少し滑らかさや柔らかさを感じさせる温かみのあるサウンドで、中域に厚みが出ます。
HD-7A自体がややカッチリしている傾向ですので、そこに厚みが加わりつつ、現代的な解像度もほどほどに保持されるのは好印象です。
数は6つありますから、残った分をスピーカーケーブルと電源ケーブルで使ってみました。
切り込みが入ったケーブル用のではないですけど、大きめサイズなので太めのケーブルでもしっかり載せられます。
まずはQED Genesisから試しましたが、不思議なことに低域の濁りが減り、全体的に音像がクリアになりました。
クセが全くないわけではなく、やや響きや艶が豊かになる傾向ですが、床の余計な響きがのるよりはずいぶん良くなったように思います。
調子に乗ってAPL-1もやってみました。
こっちはできればIECコネクタの取付部を支えたかったんですが、あいにく高さが合いません。
ですので適当にアンプに近い部分で支えてみただけですが、それでもこのケーブル特有のクセである、低域が過剰に弾む感じが消失して、こちらも驚きです。
素材が良いのか、はたまたケーブルインシュレーター自体に効果があるのかは確認してませんが、気休め程度でも効果があれば良いのかなと。
お値段を考えるとあまり広くオススメできるものではありませんけど、工夫次第で色々使えますし、場合によっては同じようなサイズで自作してみるのも良いかもしれません。
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