真空管とキレイなオレンジ色が印象的なイタリアのオーディオブランド、Carot Oneから、新しいプリメインアンプ「GILDOLO」が発売になるそうで。
ただ、今回の商品はそんな印象的な要素のうちの一つ、真空管がありません。
真空管を省くことで低価格化したモデルという位置付けなんですね。
まぁ元々、真空管はプリ部のバッファアンプに使って、いわゆる真空管の温かみのエッセンスを加える位置付けで、パワー部はTripathのTA2024を使ったデジタルアンプだったわけですが。
今回もパワー段はおそらく同じで、出力も最上位のERNESTOLO La Serie Limitataまで共通です。
色もオレンジ色のデザインを踏襲していますが、低価格化のためとはいえ、最も特徴的な要素を省いてくるというのはなかなか大胆ですね。
ただ、TA2024を使ったデジタルアンプというスペック上のところだけを見ると、競合が結構ありますし、電源もこれまた良くあるDC12VのACアダプタで、訴求ポイントがちょっと弱い気もします。
とは言え、小さいながらもプリ部とパワー部が独立した構造とか、面白い取り組みだと思いますし、一度ちゃんと試聴してみても良いかなぁとは感じる製品です。