手持ちのフォノカートリッジを取っ替え引っ替えしつつ楽しんでいますが、ふとカートリッジキーパーに収納してあるのを見ると針先の高さが結構バラついているのに気づきました。
最初の頃はオーバーハングを意識してたんですが、その後、ネジを交換したりしてるうちにズレたものも出てきたんですね。
ということで、よく使うカートリッジを中心にオーバーハングを見直しました。
MR-611の(トーンアームの)オーバーハングは15mmとやや長めですが、本来付属のゲージは付いてなかったので、まずは簡易的にヘッドシェルの付け根から針先までを52mm弱くらいに大雑把に合わせました。
大きくズレてたのはSUMIKO PearlとGrace F-8Lの2つでした。
これだけでも内周部の歪みがずいぶん減りますね。
(下の写真は見直し前。)
念のためにSHUREに付属していたゲージを使って内周・外周での平行性を確かめましたが、こちらも上記の調整でバッチリでした。
どうしても内周で歪みが出てしまうようなケースではこのゲージの内周側を優先させて平行を取れば良いかと。
あとはアームの高さ調整は、MR-611のアームにリフト機構があるのですでにやっていますし、針圧の実測くらいでしょうか。
アーム側の指標で針圧調整はしていますけど、あの針圧計というのにもなんとなく憧れはあります。
実際にはキッチンスケールで代用も出来そうですけど、アレに針を下ろすのはちょっと怖いですし、量る対象も1.0~2.0gくらいと軽いですからね。