Accuphaseのクリーン電源「PS-500」導入後、「今夜はなんとなく音の調子が悪い」といった不安定さが減って良い具合に使えています。
先日、偶然Googleマップの航空写真で自宅周辺を見たんですが、歩いていると見えないお宅にも太陽光発電システムが結構配置されていて、どうもこれらが影響してるのだろうなぁと。
先日の夜もクリーン電源のメーターを見たら歪率が3.5%くらいになっていて、それが日によって異なるので、それに惑わされないだけでも導入の効果はあったなと感じています。
これまでクリーン電源を通していたのはレコードプレーヤーとプリアンプ、そしてパワーアンプです。
パワーアンプはA級ということもあり、PS-500では定格出力で結構ギリギリなので、通したほうが良い面と悪いところが双方ありますが、音がゴチャッとしないという点で通すことにしています。
他の機器も傾向は同じですが、音痩せする傾向が皆無な点が違いでしょうか。
透明感を維持しつつ、むしろパワフルにビシっと決まる印象を持っています。
意外とクリーン電源の足元(例によってヒッコリーボードを愛用中)で印象が変わるのは意外でしたが。
そんな中でCDプレーヤーの「DP-70V」だけはクリーン電源を通してなかったのですが、理由はただ一点。
DP-70Vをつないだ場合に、クリーン電源のトランスが唸るため、でした。
厳密にはDP-70Vだけでなく、BL-99Vのポンプユニットでも若干唸るんですけどね。
ただスピーカーが変わってからというもの、レコードは素晴らしいのですが、CDだとなんだか平面的といいますか、物足りなく感じることが増えてしまい、なんとか対策はないものかと考えた結果、「そうか、いちばんの違いはクリーン電源か!」と気づいて、とにかく試してみることに。
やってみるとなんとも簡潔なもので「通したほうが鮮度が高いし、音のヌケが良くなった」という結果に。
他の機器同様、音が痩せるという印象は全くなく、楽器それぞれの分離が良くなったことで、前に出るべき音像は前に、背景も明瞭になってボヤけた印象がだいぶ改善されました。
ただ、最初の段階では音像や定位は良くなっているものの、差し替えて比較試聴してみると、音場がやや不明瞭になったようにも感じられます。
また、低域の力強さに期待したのですが、これはあまり変わらずです。
唸りに関してはやっぱり出ますが、配置を替えたこともあり、さほど気になることはないようです。
電源ケーブルは直生えなので交換できませんし、あとはXLRケーブルかなぁ…などと考えていましたが、とりあえずクリーン電源を経由した電源タップの挿し口を思いつきで替えてみたところ、低域もそこそこ良く出つつ、音像と音場のバランスが良くなるポイントを見つけました。
それでもやや透明度と音像が優位な気はしますが、少なくとも通さない時のごった煮感は解消されましたし、ひとまずこれで行ってみるかなと。
以前からなんとなく分かっていたことですが、クリーン電源といえども接続機器相互の影響はそれなりにあるようで、電源タップを介したり、なんらかの対策をする意義はあるのかなと思います。
もちろん、PS-500だとクリーン電源の定格に余裕がないことや、そもそもデジタル系は別のクリーン電源に分ければさらに良いのかもしれませんが、今の手持ちの範囲では現状がベストかなと考えています。
あとは海外から届く予定のモノを導入して、それを基準にまた細かな調整をしようかなという予定です。
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