CECから新しいCDプレーヤー「CD3N」が明日発売になるそうで。
基本的にはトランスポートの「TL3N」にDACを内蔵した、という仕様だとか。
メカ部分はCECらしいダブルベルトドライブや上からディスクを装着する構造はそのままで、ディスク固定用のスタビライザが70mm径/330gの真鍮製から120mm径/380gになったとのこと。
DACはES9008という、少し古めのチップではありますが、AccuphaseのDP-550などにも採用されていて、これ自体は24bit/192kHzやDSD対応をしているものです。
ただ、本機にはデジタル入力はないですし、TL3Nには用意されていたSUPERLINKもないので、あくまでも一体型として閉じた環境での使いこなしという形になります。
そんな絞り込みのわりにはワードクロック入力があったりしますから、発展させる時は外にD/Aコンバーターを増設する形を推奨するということなんでしょうね。
なお、デジタル出力のほうはRCA同軸、光デジタル、それにXLRが用意されています。
CEC製品というとコストパフォーマンスは高いものの、ちょっと内部が特殊な印象があったんですけど、今回の製品内部を見る感じだと以前よりはだいぶマイルドな感じ(抽象的な表現ですが)になったような…。
それでもなぜかコンデンサが多めだったり、今ひとつ筐体の剛性が低そうではありますけどね。
別のメーカーで全然関係ないんだと思いますけど、なんとなくROTELの製品に似ている部分があるなぁと思っていたりして、どちらも気になってるブランドではあります。