最近ちょっとおとなしかったCECから同社独自のベルトドライブのCDプレーヤー「CD5」が登場しました。
ベルトドライブという一見古そうな仕掛けですが、そんなことはなくて同社の長年のノウハウがあってこそのメカですし、ピックアップからモーターを遠ざけることができるメリットがきっとあるんでしょう。
ベルトはトップトレイから見える位置に配置されていて交換も簡単ですし、CDの固定には重さ330gの真鍮スタビライザーを載せる形式で、なんとなくレコードプレーヤーのような気分も良いですね。
また、USB入力を始めとするデジタル入力やヘッドフォン端子もある現代性も併せ持っています。
USBに関しては32bit/384kHzまでのPCMと5.6MHzまでのDSDに対応していますし、当然のようにデジタルアウトも用意されています。
さらにアナログ出力も同社らしくRCAに加えてXLRが装備されていて入出力は豊富です。
DACにはES9018K2Mが採用されていて、フィルタをチョイスすることで音質傾向を選ぶこのも可能です。
全体的なデザインも以前のモデルよりちょっとリファインされていて、上品になったような気がします。
生産も日本に戻ってきて、品質面でも向上が期待できるのではないでしょうか。
この内容で17万円(税抜)はなかなかお買い得な設定ですし、ヒットしてくれると良いなと思います。