先日、自費モニター気分で導入したCHORD COMPANYのインターコネクトケーブル「C-line」ですが、ハムノイズがどうしても気になって、問い合わせをしてみました。
症状としては以下の3パターンでハムノイズが出る状態です。
(1) MMカートリッジ装着のレコードプレーヤーからフォノイコライザーで使用時
(2) ATOLL DAC100の電源がオフの時
(3) ATOLL DAC100の電源がオンの時(微小で実使用にはあまり問題ないレベル)
(1)についてはどうやら代理店も把握しているようで、CHORD独自のARAY構造でシールドがフローティングになっているため、ハムが発生するケースがあるとのこと。
(2)もおそらく似たような状態がATOLL内部で再現されているために起こるもので、C-lineではないものの、同じARAY構造のケーブルと海外ブランドの一部初期モデルで似たような症状が発生したという報告があるんだとか。
ただ、今回は(3)の症状にも気づいてしまいましたし、初期不良の可能性も私としては疑ったのですが、代理店さんとしてはおそらく構造の影響だろう、と。
一応、代替品を送ることもできる、とは言われましたが、最初から結論を決めてかかって対応されると、もう返品したほうが気分が良いですよねぇ。
なお、同条件でもQED,ACOUSTIC REVIVE,Atlas,Mark Levinson,MITなどでは(1)~(3)とも全て発生しませんでした。
ちなみにC-lineはプラグもモールドなのでフローティングを排すといった「回避策」を施すこともできないため、より上位のVEEプラグの製品を買うか、諦めるか、のどちらかしかないとのことでした。
ここもちょっと引っかかったところで、それなら差額で上位モデルを提案する、といった方法もあったんじゃないのかなぁと。
返品方法も今週末の出張時に購入店のダイナミックオーディオさんに私が持参する、という原始的かつ面倒な手段ですし…。
そもそもメールでの問い合わせに対して急な電話だったのと、話し方は丁寧なものの、結果を決めつけた対応だったので、正直かなりガッカリな対応でした。
CHORDのサウンドの素晴らしさはこのブログでもさんざん「宣伝」してきただけにかなり残念ですが、今後は別のブランドを選んでいくでしょう。
ケーブルは音質もさることながら、なにより安心して使えることがなによりなわけで、その点で不安を持つ製品を薦めるわけにはいきませんからね。
そうした「注意事項」を製品ページなどで注意喚起しているならまだしも、情報すら最近更新されたWebサイトでやっと載るようになった状態ですし…。
C-lineは廉価なだけにかなり売れているというのも目にしているだけにここで私が代わりに注意喚起しておこうと、あえて苦言を呈しておくことにします。
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2 Responses
2月 4th, 2015 at 8:18 AM
お早うございます。
誠意があると言うのではなく、機械的な対応に見えて良い気分ではないですね! 2度と使わないと言う対応で十分ではないかと。
2月 4th, 2015 at 11:51 AM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
CHORDケーブルの音傾向自体が魅力的なだけに代わりがなかなかなくて残念です。
手持ちの古いタイプのだとあまり問題ないですし、それだけでもすでにアナログケーブルだけで3本あるので十分ですが。
代わりは音傾向がちょっと違うものの、やっぱり安定した品質と音傾向を合わせて考えるとQEDかなと思いますが、こっちもこっちで入手性の悪さが難点です。