以前からオークションに出ていて気になっていたスピーカーケーブルを使って作ってあるシェルリード線を落札してみました。
いろいろ種類があるんですが、ここはやはりお気に入りのブランド、Chord CompanyのCarnival SilverScreenで作ったものをチョイス。
ホントはメーカーが出してくれると良いのですが、そもそもリード線は選択肢が少ないですし、海外ケーブルメーカーになるとほぼ皆無に近いですからね。
元の材料がスピーカーケーブルなので芯線はそれなりに太く、単線を2本ずつ撚らずに使ってあるのが見えます。
使用チップは金メッキとロジウムメッキから選べましたが、今回はノーマルの金メッキで作ってもらいました。
この他、希望すればハンダの種類もカスタマイズしてもらえるようです。
まずは1本だけ切れてしまって交換しているという中途半端な状態のGrace F-8Lを交換してみました。
少し長めに作ってありますし、ケーブル部分が柔らかいので装着はかなりやりやすいほうかと。
一聴して分かるのはやっぱりリード線でもCHORDの音になるというところですね。
Carnival SilverScreenはサブシステムでスピーカーケーブルとしても使っていますが、まさにそのサウンドそのものという印象です。
音がやさしくて、テンポがゆったりしたような印象を受けます。
ちなみにエージングに1~2時間かかるそうですが、徐々に上品さにも磨きがかかってきました。
ただ、スピーカーケーブル同様、低域の量感は多くないが明瞭な傾向で、これまでボリューム位置が20くらいで聴いていたのが25くらいにしないと迫力が物足りないシーンも出てきました。
音質傾向が分かったところで、これならSUMIKO Pearlに使ったほうが相性は良いだろう、とそちらに交換することに。
まずはGraceに元々Peadlに付けてあったaudio-technicaのリード線を移します。
こちらはPCOCCらしく現代的なもので、Chordに交換する前よりもやや固くなったものの、以前の音傾向をほぼ継承している印象です。
そしてPearlにChordのリード線を装着すると、SUMIKOの現代的でやや派手めなところにChordの控えめな部分が備わって、ちょうど良いバランスです。
低域のキレ自体は残っていますし、新しいカートリッジらしい現代的な解像感もしっかりあって、当面はこっちがメインカートリッジに昇格するくらいの変化です。
リード線は非常に小さな電力を扱うから、というのはなんとなく分かりますが、その先にはトーンアーム内配線もあるし、フォノケーブルもあるのに…と思ってましたけど、これだけ変化があると色々見直したくなりますね。
ということで、同じ出品者さんから再度落札しちゃいました。
なお、素材があるうちは同じリード線も再出品されますので、気になる方はぜひ検索で見つけてみてください。
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