CHORDのインターコネクトケーブル「Clearway RCA」を入手してみました。
CHORDのインターコネクトケーブルはすでに以下のものを持っているのですが、Anthem Reference XLRを使ってみてわりと最近のもののほうがクセが少なめで、今のシステムとの相性が良いのではないかと。
・Indigo Plus
・Chameleon Silver Plus(2組)
・Cobra Plus
・Crimson Plus
Clearwayはスピーカーケーブルの切り売りも以前試していて、そちらはイマイチ好みとは違ったのでやや冒険ではあったのですが、結論から申しますと想像以上に良かったです。
まずはヘッドフォンで確認ということで、HD-7Aでそれまで使っていたChameleon Silver Plusと入れ替えてみました。
同じ銀メッキのプラグですが、世代が新しくなりVEE3プラグとなっていますし、Tuned ARAY構造になってることもあるのか、まずプラグの嵌合が気持ち良い具合になっています。
Indigo Plusも一時期使っていたのですが、かなり背面が窮屈なセッティングのため、プラグに負荷が掛かってしまい、音が歪んだりすることがありました。
この頃の上位モデルはRCAプラグのセンターピンがグラグラで扱いがかなりセンシティブなんですよねぇ。
Indigo Plusと比べても負けない、いや、より透明感のある高域を聴かせてくれますし、もう少しソリッドな音調です。
低域はしっかり出ていますが、上位のケーブルと比べれば量感はそう多くはありません。
むしろ、より細部にフォーカスが合っているような印象を受けるもので、ヘッドフォンで聴く場合には緻密で静寂感の高いサウンドが楽しめる分、似合っているように思います。
対して端子を自前で交換したChameleon Plusは低音こそやや深みがあるものの、透明感は後退し、良く言えば燻された香りが漂う雰囲気となります。
落ち着いた味わいあるものではありますが、HD600をリケーブルして鮮度が向上しただけにやや濁って感じる部分もあります。
想像以上に良かったのもあり、今度はMusical FidelityのX-DAC V3をClearwayに変更しました。
こちらも元々はChameleon Plus(プラグがオリジナルのもの)を使っていましたが、中低域がちょっとブーミーになりがちな傾向があるMusical Fidelityのほうが先に変更すべきかなと。
ちなみにプラグ交換してないほうをHD-7Aにつなぎましたが、こちらの方がややClearwayに近い印象です。
低域がさらに厚めな感じでザラつきが感じられる部分も多少ありますが、まずはメイン機材優先というところです。
Musical FidelityはOlasonic NANO-NP1が音源で、ネットワークプレーヤー特有の静寂性の高さがより活きたものとなります。
余韻の精度が高いのが特徴的で、かと言って残り過ぎず、痩せ過ぎないバランスの良さも気に入りました。
音像も膨らみ過ぎなくて程よいバランスですし、帯域もよりフラット志向で精度が高いものですから、やはり新しいCHORDのほうが現代的なバランスに仕上がっているという見込みは間違っていなかったようです。
エントリークラスのケーブルながら、上品さもありますし、これはかなり当たりだったようですね。
そうなるともっと上位のケーブルも気になりますが、ここはあえて同じケーブルを…。
おっと、それはまた後日ご紹介することにしておきましょう。
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