ケーブル熱は打ち止めでアナログプレーヤー周りで遊んでいたはずですが、なぜかまたまたCHORD COMPANYのインターコネクトケーブル「Crimson Plus」をゲットしました。
トーレンスのフォノイコライザーからのケーブルにちょうど良いかなと思って入手したんですけど、実は長さが50cmで思った以上に短くて諦め、DAC側に回してみました。
DACで使っていたAtlas Equator MKIIIをフォノイコライザー側にした形ですね。
CDから再生してみると、穏やかさの中に躍動感を感じるものでやはりCHORDらしいサウンドです。
ボーカルの艶が増して立体感のあるものになったおかげで、歌詞の言葉が一つ一つ明瞭に伝わる印象になりました。
情報量自体は低域を中心にかなり増えているのに煩くないのは良いですね。
とりわけ、余韻の細やかな表情が豊かになっているのが良いと思います。
ただ、QEDやAtlasと比べるとCHORDらしく意外とまろやかな部分も併せ持っていて、耳当たりが良いので聴き疲れしない印象というは評判通りです。
静かな曲は静かに、躍動感ある音楽はしっかりと鳴らし分ける傾向ですね。
同社としてはわりとエントリークラスのケーブルに当たりますから、やや分かりやすいメリハリ感もありますけど、小型で小音量再生が主体のシステムには良く合うと思います。
次はAudrivana Plusに音源を変更してみると、こちらはCDよりも透明感が高い傾向で、変化の度合いでいえばCDのほうが大きかったのはCDで使っているProdac Proとの相性でしょうか。
こちらのほうがAtlasからの変化は少なめだと感じますが、それぞれの音源の特徴を良く表しているとも言えそうです。
おまけでフォノイコライザーのほうですが、こちらもかなり大きく変化してくれました。
QEDだとやや低域不足を感じる場面もありましたが、Atlasに替えるとアナログディスクとは思えないほど現代的なサウンドバランスと情報量にビックリです。
それがちょっとアナログらしくない、とも言えるのですが、ここまで来るともう好みの問題ですね。
実はもう一本やってくる予定になってるので、それの配置も含めてQED、Atlas、CHORD、そしてもう一本で位置決めをしていこうと思います。