MacBSの日常生活的日記

COLORFLY U8

COLORFLYのDAP「U8」が11/4に国内発売されるそうで。

COLORFLYというとC4というDAPが人気でしたが、もうあれは8年くらい前なのですね。
当時はTECLAST TL-T51とか流行りましたし、私はMicrosoft Zuneを使ってみたいなぁと思ったりしていたのを思い出します。
その後は名前を聞かないなぁと思っていましたが、突然の(失礼)復活です。

それも当時のようなインパクトを持った内容でして、ESS Technologyと共同開発したという「Colorfly α」というDACチップを積んでいます。
ESSというとES9038PROはダイナミックレンジ140dBと言われる高性能チップで一大シェアを築いていますけども、このチップもDNR 130dBを誇ります。
あえて既存の9038や9028を使わなかったのはあの辺りは8chと多チャンネル搭載で並行動作させたり差動で動かすことを前提としていますが、今回のものは左右独立で2チップ搭載としてあるので、むやみにチャンネルを増やさない構成なのかもしれません。
3400mAhのバッテリーで7時間駆動ですから、消費電力は決して少ないわけではないようですけどね。
ちなみにUSB-C端子装備で、2Aなら約2時間で充電はできるようです。

もうひとつ面白いのは音声ファイルのデコード処理をCPUではなくFPGAで行うようにしているという点です。
OS自体はAndroidベースなのですが、だからこそCPUの負荷変動が音に与える影響を考慮したのでしょう。
その分、ファイルフォーマットへの対応の幅は狭まりそうな気もしますが、DFF、DSF、WAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE、ISOには対応しているようです。
ALACやAACがないのがそのFPGA絡みの影響でしょうか。
なお32bit/384kHzまでのPCM、DSD512までに対応しているようです。

気になるお値段は12万円台くらいのようです。
C4の頃からするとDAPの高騰が続いていますから、12万でも性能からすると廉価に感じてしまいますね。
流行りに合わせて2.5mm4極バランスにも対応していますし、3.5mmのほうは光出力もありますが、アナログ部の説明が少なめなのはやや気になるところでしょうか。
BluetoothはAACとSBC対応らしいですし、Wi-Fi経由でDLNAにも対応と頑張っていますが、やはり初物っぽい形になるので試聴できると良いですね。
個人的にはポータブルだと競合も多いし、同じような構造の据え置き機を出すメーカーがあっても面白いんじゃないかなぁと思いますが、なかなか出てこないので、そういうところにもぜひ乗り出してほしいなと思ったりします。

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