以前リビングの棚を作る時に買ったコンパネが余っていたので、ふと思い立ってスピーカー横の壁に立ててみました。
その前に壁を触っていて隣の部屋との間の壁が弱いなぁと感じたから、というのもあります。
隣の部屋側はクローゼットになっているので間の隙間や木材も最小限にされていて石膏ボードが響いているのかもしれません。
コンパネを立てただけでも低域の濁りが解消し、以前から気になっていた低域が漏れて抜けていたような感じが減りました。
思った以上に効果がありそうだったので、これまた残っていた「しっくいパテ」をコンパネに塗ってみることに。
以前は小さめのMDFに塗ったので簡単でしたが、コンパネはさすがに大きくてかなり手間取りました。
残りを塗ったので一度塗りが精一杯でしたし。
見た目はややイマイチですけどコンパネそのままよりは目立たなくなったでしょう。
音質面では不思議と塗る前のほうが素直だったような印象もあって、そこはコンパネだと表面から適度に吸音もされるからでしょうか。
しっくいを塗るとウェットな雰囲気にはなりますが、少し色も乗る印象があります。
試しに簡易的に同じ楽曲でスペクトルをしっくいを塗ったコンパネの有無を比べてみましたが、とりたてて差はないようです。
9kHzから上くらいでやや変化があるようにも見えなくはないですけれど。
それでも低域の漏れを減少させる効果はありますし、全体としてはFパネの配置を変更して中音域の吸音をやや増やしてバランスを取りました。
それはそれで全体的にデッド気味になりがちなのでバランス取りがやや難しいところです。
まぁ、いざとなれば表裏を置き換えれば普通のコンパネになるからそこは心配ないんですけどね。
以前作ったMDFは小さすぎるかなと思っていましたけど、位置を気軽に調整できる点ではかえって良かったとも言えそうですし、材料代も安いですから自作するならそちらをオススメします。
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