DELAの光ディスクドライブ「D100-B-J」を入手したばかりですが、光学ドライブを換装している事例を海外で見かけたのでやってみることにしました。
最初はとりあえず中身の確認くらいの気持ちで上蓋を開けたんですけど、ネジが結構固くて大変だったのでもうそれなら換装してしまおうという妙な理屈でやってしまうことに。
お正月でまとまった時間が取れるのは今のうちだろうというのもありましたし。
ちなみに内蔵ドライブは「BDR-209M」で、これをうちにあるBDR-X13JBKの中身「BDR-213M」と入れ替えようという算段です。
D100の上蓋にある特殊ネジ4本を外すと、上のように重いステンレスと思しき板が載せられたドライブが見えます。
ただ実際にドライブを外すにはDELA本体のフロントパネルを外す必要があります。
ドライブの上のステンレス板を先に外し、ドライブ側トレイのフロントパネルを取り除くと、うまくやれば本体のフロントパネルは外さなくても換装できるかもしれませんが、ステンレス板はかなり強固に青いゲル状のものでくっつけてある(ネジも4本で筐体にとめてある)ので、フロントパネルを外したほうが作業としてはやりやすいです。
フロントパネルは底4本と上2本、さらに爪で固定されています。
見かけと違って実はプラスチックなのでちょっと力加減をうまくやれば爪が外せます。
ただ他にも左右の電源ランプとアクセスランプの配線やランプの窓もくっついてるので、筐体左右を通っているケーブル固定用のプラスチックのロックを外し、基板からランプへの配線を外す必要があります。
さらに筐体前後の渡り板2枚も外したほうが作業はやりやすいです。
ドライブ自体は筐体底面の4本で外れるので、合計たぶん18本ほどネジを外してようやくドライブが取り出せました。
さらにドライブには前述のように防振用のゲルでステンレスと思われる板がくっつけてあるので、これも気合いで剥がしてあげてようやく型番が見えるようになります。
ドライブのトレイ飾り板は当然DELAのものと換装先のドライブで交換が必要で、さらにドライブのフロントパネルも取り替えないとDELA本体のイジェクトボタンやトレイの高さなどが合いません。
こちらは全部爪ですが、ドライブによってはアクセスランプの形が「⚪︎」と「ー」で異なるので、そのままだとフロントパネルがはまらない場合があり、今回がまさにそうでした。
ここはフロントパネルの内側の溝をちょっと加工して無理矢理交換しちゃいました。
ちなみにDELA D100では「専用設計の点滅しないアクセスランプ」がさっき外した配線で筐体側に用意されていますが、ドライブ側のアクセスランプも実はそのまま生きていて、単純にテープで塞がれているだけです。
交換する側の「BDR-X13JBK」も8本ほどネジを外して取り出しまして、さきほどのフロントパネルやトレイのパネルを交換してマルっと入れ替えました。
これでDELA D100はBDR-213Mになりましたし、BDR-X13JBKもBDR-209Mになったものの、どちらもこれまで通り普通に動作していますし、Pioneer謹製のユーティリティもちゃんと動いてくれます。
結局のところ、筐体とSATA-USB変換基板がグレードアップされただけという感じですね。
アクセスランプの形状からすると、BDR-S13J-XあるいはBDR-S13JBKがオススメなのかも。
ただゲルを剥がす部分を中心に換装はかなり手間がかかるので、費用対効果も考えてあまり推奨できるものではないでしょう。
ぶっちゃけ、素直にBDR-X13J-Xを買うのが正解な気はしました。
ただこれが分かっていれば、立派な筐体として古いDELA D100を入手してドライブが古くなるたびに積み替えるのはアリかもしれないし、まさに今回もそういう感じです。
なお順番が最後になってしまいましたが、当然ながら改造すれば保証は一切効かなくなりますし、うまく換装できることを保証するものではありません。
ちょっと間違えれば故障してしまうことも十分あり得る作業ですので、あくまでも自己責任で実施してください。(やる人はおそらくいないでしょうけど。)