MacBSの日常生活的日記

レコードを消磁

ACOUSTIC REVIVEさん訪問時にRL-30MKIIIでレコードを消磁されていたのが気になっていましたが、RD-3だとサイズ的にやや難しいので諦めていたところ、HOZANの消磁器でいろんなものを消磁しているのを拝見して、私もレコードで試してみることに。

うちにあるHC-31は機械式腕時計の消磁用で磁気の減衰機能がないタイプです。
ですから自分で物理的に距離を離していくことで磁力を減衰させる必要があり、使いこなしと慣れが必要です。
HC-33のほうなら減衰機構が装備されていますから、今から入手されるならそちらのほうが良いでしょう。

ネットで検索してみますとレコードプレーヤーの上で実施されているのも見かけましたが、ターンテーブル周辺にはカートリッジやモーターもありますし、それはちょっと危険かなと。
そこでSFCの静電気除去グッズ「SK-EXII」を作業台代わりにして実施しました。
昔あったカセットデッキなどの消磁器よりも面積が大きいので作業自体はそこそこやりやすかったです。
操作をミスると逆に帯磁することもあるので、繰り返しになりますがそこは事前にクリップなどで練習しておくと良いかも。

さて早速、消磁したレコードを再生してみますと、パチパチが少ない気がします。
特に内周になっても増えないのは不思議で、本来ならSFCでの静電気除去でそうなってほしいのですけど、実際には内周に行くにつれて、この季節はパチパチが溜まってきてしまうものなんですけどね。
音自体もかなり違いが合って、スッキリして定位が良く抜けが良い印象で、低域の音階が明瞭になっているように思います。

なによりいちばん分かりやすかったのは、再生後に針先をルーペで見ると、いつもに比べて針の汚れが圧倒的に少なかったことでしょう。
むしろ黒い汚れが取れてスタイラスが透明になったような気がしたくらいです。
あれはレコードの塩化ビニールかと思っていましたが、もしかするとホコリの中に含まれる砂鉄のような成分も多かったのかも。

こうなると「本物」のRL-30MKIIIも気になってきますが、たしかもう在庫限りだと聞いた気がします。
RD-3でも自動で消磁してくれる便利さと安心感は絶大なものがありますし、ホントは導入してみたいですけどね。
ただHOZANのは比較的お手頃なお値段で汎用に使えますから、まずはお試しということでやってみる価値は大いにあるかなと思います。

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