トリプルアーム対応のレコードプレーヤーやFMチューナーを配置したいこともあり、2台のラックでも入りきれなくなってきていたところ、近所のリサイクルショップでDENONのラック「ARC-1001」を見つけたので衝動買いしてしまいました。
車にはそのまま積み込めましたが、2階に上げるにあたって階段や廊下を通りにくいので分解しましたが、サイズがW630×D605×H681mmと圧倒的にデカい天板が印象的です。
WAKATSUKI GX1100もかなり大きめで、W613×H540×D550mmですが、トリプルアーム対応のレコードプレーヤーはW640mmですので、このラックでもちょっとはみ出してしまう大物ですから、この大きさは魅力的でした。
重量は35kgくらいでそこそこですが、側面が開いていることを考えればかなり重量級と言って良いでしょう。(GX1100は41kg)
棚板は最近のラックのように強度重視の固定式ではなく、昔から良くあったピンを動かして調整できる仕組みです。
同じ時期のARC-1002の情報から推測すると棚板の耐荷重は20kgで、あまり強度があるほうではありませんね。
厚さもそんなにないので、ここは音質重視でヒッコリーボードを併用することを最初から想定していました。
なお、天板と底板は100kgまでのようです。
まずは仮組みして棚板の位置決めをしましたが、プリアンプ、CDプレーヤー、D/Aコンバーターと収納するとギリギリという感じです。
できればプリの上部はもうちょっと隙間を確保したかったところですが、上段にプリを持ってきたかった(これまではいちばん下で操作しづらかった)のと、側面は開いているので熱の面ではおそらく大丈夫でしょう。
店頭ではメーカーも型番も分からずに買ったのですが、どこにもDENONの表記がなく、型番シールも側面にある(ネジの配置から側面と判断)のでお店も分からなかったのでしょう。
場所柄、DENON製品を店頭で見かけることが多いですけど、DENONのラックというのはちょっと珍しい印象ですね。
この後継だと思しきARC-5001(棚板が1段)ですら2007年発売ですから、まだ機器がバカでかかった時代のラックといえるでしょう。
当初はADKのスタックシリーズを追い出してWAKATSUKIに入れ替えた上で、メイン機材をDENONのラックに…と考えていましたが、それはなかなか大変な作業になりますし、まずはお試しのつもりでメイン機材を置き換えるのみでやってみました。
奥行きは想像以上にデカかったですけども、やはり側面が開いているとそこから大抵の配線作業はできますから便利ですね。
強度は見た目よりはやや弱くて、若干横揺れしやすいようにも感じますが、音質的には想像以上に変化がありました。
なにぶん狭い部屋ですのでスピーカーと対面する形になる側面が開いていることが功を奏している感もありますし、なによりプリアンプにヒッコリーボードを設置できたのが抜群に効いてきますね。
C-280Lはウッドケースに入っていますけども、それでもヒッコリーボードは有ると無しでは大違いなのはもう何度もいろんな機材で体験済みです。
逆にDC-81は分厚い底板の上ですが、ちょっと物足りなさが出てしまっていて、細かな音のニュアンスが増えたこともあり、DP-77単体で良いのでは?と感じてしまう印象になっています。
まぁ、DP-77にはRCA-absolute-FMを使ってあるので、それが本領を発揮し始めたとも言えそうですが。
ADKスタックシリーズのほうはまだそのままですが、1段空きができましたから、玄関踏み台を撤去してFOSTEX HP-A8をラックに収納するのも良いでしょうし、T-108をラックに入れるのも良いでしょう。
奥行きとしてはWAKATSUKIに入れ替えたほうがベストなんですが、HP-A8やDENON DP-6000を聴いてみた感じでは慌ててやる必要もなさそうかも。
その前に別のトラブルが発生しましたから、それが解決するまではこのまま保留にしておこうかなと思っています。
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