MacBSの日常生活的日記

DENON DCD-SX1 LIMITED

DENONからSACDプレーヤー「DCD-SX1 LIMITED」とプリメインアンプ「PMA-SX1 LIMITED」が9月中旬に発売になるそうで。

まず最初に「SX1って相当前に出たモデルでは?」と感じたのですが、SACDプレーヤーのほうが2013年、プリメインアンプが2014年だとか。
前任のサウンドマネージャーが手掛けたものだから、まぁ古いっちゃ古いわけですけど。
今回のは現在のサウンドマネージャーが半ば自分用に「改造」したものを発売しちゃうような感じでしょう。
D&Mでは結構この手のLIMITEDモデルって多い印象はありますけどね。

DCD-SX1は55万でしたが、今回のは75万。
20万ほどアップしていますけども、構成が大きく変わったわけではなさそうです。
「コンデンサーや抵抗、オペアンプ、天板、フットなど約400箇所のパーツの変更」をしたそうですが、謳い文句が最近のmacOSみたい、と思ってしまいました。
一部、不要な部分を削減したそうですし、ある意味、今後も保守可能なものにモデルチェンジしつつ、値上げもしたかったのかなぁとうがった見方をしてしまいます。
それでもSACDプレーヤーを出し続けてくれるだけでもありがたいところではあるのですけどね。

やや気になるのはパーツ変更された中でもコンデンサが「S.Yコンデンサー」というサウンドマネージャー自らが手掛けたものを採用している点です。
老害のオーディオマニアが思い浮かべるのが往年の山水がNRAシリーズで採用した金子氏特性のコンデンサーでして…。
検索してみた感じでも「S.Yコンデンサー」というのをこれまでDENONが搭載したような形跡は見当たりませんし、補修部品の確保の点でも不安が出てきそうな印象です。(製造はELNAのようですが。
もちろん同容量の普通のコンデンサーに替えれば良いのでしょうけど、それではLIMITEDの意味がなくなりますからねぇ。

その保証については購入後2年以内に延長保証サービスに申し込むと、全員が3年保証に延長されるとのこと。
ライバル他社もSACDプレーヤーは3年なので同レベルですが、プリメインアンプはちょっと短めかな。

DAC部もPCM1795のデュアルなどは変わらずですし、重量はなぜか1.5kg減っています(天板の銅メッキスチールプレートをやめた?)し、従来モデルをお持ちの方が買い換えるようなものでもなさそうな…。
むしろ最近の山内氏が手掛けた製品が気に入っていてグレードアップするためのモデルといったところでしょうか。
地元工場での製造なので応援したい側面もありますが、ちょっとズレてるんじゃないかなぁという印象も強いというのが正直なところです。
結果的には「出音が全て」ですし、聴き比べイベントなど開催されるんだろうなとも思いますので、気になる方はそういうのに参加されると良いかなと思います。

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